旅の荷物の選び方

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今年の年末年始は友人を引き連れて台湾を回ってきます。旅行期間は10日~2週間ほど。 私は友人よりも先に行き、切符の手配などをすませるのです。
私にとって3日の旅行でも10日の旅行でも旅の荷物はさほど変わりません。 基礎化粧品やシャンプー、洗濯洗剤の量が多少増えるくらいです。 ところが、このところの友人からの旅の質問を受けるにつけ、あまり長い旅行をしたことがない人はこういう心配をするのか。とちょっとびっくりしました。
旅のワードローブって基本的に重ね着が一番ですよ~。

最初は旅の打ち合わせで飲んだときです。

「ところで、下着は何セット持っていけばいいの?」と聞かれました。

「え?3セットかね。」とその場で答えたのですが、質問の意味がピンと来なかった。

そして、先日のこと。今回の旅行先である台湾は日本よりは南の方に位置するため、
気候が東南アジア圏と同じくらいだと勘違いしやすい傾向があります。

「東京よりは南だけど、沖縄のすぐ先だからね。台湾も寒いよ。」
と何度も念押ししたのに、「台湾旅行はこんな格好で大丈夫かな?」と セーター一つの軽装で言う。
だから~、寒暖の差が激しいし、雨が降ったら気温がぐんと下がる場合もあるし、
ましてや今回みたいに北から南までぐるんと回る場合は地域によって気候が変わるんだって。
10日も旅すれば、気候の変動に対応できる格好でないとだめなのですよ~。

「基本は重ね着。流行の発熱するインナー持っていけば重宝するよ。」

「でもあれは汗かくし・・・。うーん。まあいいか、最悪何日か同じ服を着れば・・・」

と、意味がよくわからないことを言います。
よくよく話を聞いてみると、旅ばっかりしている私とは旅のワードローブの考え方が ずれていた。

彼には旅の途中で自分で服を洗うという発想がなかったのである。
日頃、奥さんに家事を全部やってもらっている人の発想だったのだ。

おいおい。だったら下着も10セットいる計算になるのですけども・・・。

そっか。旅先での洗濯についても教えないといけなかったか。

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冒頭にも書きましたが、基本的に私の旅は3日だろうと半月だろうと旅の持ち物は変わりません。
たとえば、日本が冬の時、常夏の場所に旅する場合は、 ミズノのブレスサーモやメルメゾンの 綿混あったか長袖インナー(ホットコット) のような暖かいインナーウェアを一番下に着こみ、
その上に長袖のTシャツ、長袖の襟付きシャツ、フリースを重ねて着て、
最後にポケッタブルのウィンドブレーカーを羽織って自宅を出ます。

そうすると、旅先で必要のない服は発熱するインナーとフリースだけです。
この二つは鞄の奥底に入れておけばあまり邪魔にならない。(軽いし。)

また、実は暑い国というと冷房をがんがん効かせる施設も少なくないので、
ポケッタブルのウィンドブレーカーは常にサブバッグに忍ばせておけますし、
まれにフリースが活躍する場面がでてくることもあります。

重いコートを一枚着て、空港でお金を払って預かってもらうという手もありますが、
上手に重ね着すると、旅先で結構役に立つのです。

下半身はどうするかというと、私は女なので、春夏物のパンツの下にタイツを一枚重ねます。
ストッキングやタイツはたいした荷物にならないので、これで十分です。
たいていは空港に着いたら脱いじゃいます。

で、サブに持っていくのはスカート。男性なら短パンが荷物にならなくていいでしょう。
万一、履いていったパンツが汚れて洗うことになっても、履き替えられますし。

パリとかローマとかおしゃれなヨーロッパの都市ばかりを回る場合はそうもいかないかもしれませんが、私はカジュアルOKのとこへの旅が多いので
トレイルチロリアンスカート みたいに下にスパッツやトレンカ、持っていったタイツなどを重ねられるようなデザインのものを持っていきます。(このスカートは秋冬ですけどね。)

で、今回の台湾ですが、日本との気温差はさほどないわけです。
だから日本の服をそのまんま着ていってもあんまり違和感がありません。
ましてや台北はおしゃれな若者が多いので、あんまりだっさいかっこうをしていくと、
自分のだささにショックをうけます。

ただし、晴れた日の日中はコートが不要になることもあります。
でも、夜になったらぐっと気温が下がりますし、邪魔になることもそうそうありません。
フリースみたいに軽くて暖かく、脱ぎ着が楽な物が重宝するとは思います。
セーターでもいいんですけどね。それは。その上に羽織る風を通さないヤッケがあれば。

でね。それ以外のインナー。
Tシャツとかハイネックシャツとか下着は自分でホテルで洗うんですよ!!!
洗いたくなかったら10日分服をもっていきなさい!
高級ホテル、ビジネスホテルならランドリーサービスがあります。
ビジネスホテルには無料で使える洗濯機が置いてある場合もあります。

民宿でも洗濯機が使える場合もあるんだけども、民宿の場合は宿によるのです。
だから、10日の旅の期間のうち、3日に1回くらいは洗濯するんだよぅ。

というわけで、彼の発言をもとに、旅の持ち物教室をすることにしました。
そうか。そんなことまで教えないとだめだったかという気分です。

正直、一人一人のわがままを聞いていると、たまに幹事を投げ出したくもなりますが、
(結構、苦労して宿の手配とかしてるのに「そんなに高いの?」とか言われることもある。)
思わぬ気づきもあります。
そのうちHPを作る上でのネタにさせて頂こうと思っています。
転んでもただではおきないのだ。くっそーー。



土産とかもね~、いろいろ相談されるんで、リストアップしたけど、
好みは人によってかなり違うので、ましてや孫となるといろいろあるので、
いっそのこと消え物の菓子を日本で買ってすますと旅先で気兼ねがないかもしれません。

一生懸命、説明して、行く場所の詳細がわかるURLもハイパーリンクを入れて送って、
そこまで時間をかけているのに「わかんないから旅のルートは任せる」といわれ、
任せるという割に、なんか細かい不平を抱いているのがわかる。

たまに「金取るぞ!」と言いたくなって気づくのは、旅行代理店って大変だなってこと。

先日、知人に「旅行代理店って一番クレームが多い業界らしいよ」って言われました。
文句言う方は悪気ないというか、基準が日本における自分の生活スタイルなので、
それとのギャップが起こったときにいらつくんだと思うんですね。

私も旅慣れているぶん、やっかいな客であることでしょう。

ともあれ、旅の持ち物の選び方です。
今の季節の台湾に合わせて、もう一回れくちゃー開始ですわ・・・。

メインサイトで、以下のような記事もまとめております。

海外旅行の持物一覧!これで忘れ物なし!

ただ、基本的に旅で忘れて困るのはパスポートとお金だけです。
そして持病がある人は薬とか。肌が弱い人は専用の化粧品とか。
あとはどうにでもなります。めがね忘れたって、金があれば旅先で作れます。
そういう発想が大事です。

思っていた以上に寒い、思っていた以上に暑いと、予想外の気候に遭遇しても
服なんて買えばいいのです。

今時は航空券もe-ticketなので、e-ticketレシートを忘れてもパスポートさえあればなんとかなります。

大好きな服を着ていって、うきうきした気分で過ごすのもありだし、ぼろぼろの服を着ていって、
向こうで一式買い換えて、新品を身にまとって日本に帰ってきたっていいんです。

旅の持ち物なんて、気楽にいきましょう。

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