魅惑の微笑みアンコールトム見学とサンセット。
日本人宿タケオゲストハウスは賄い付きである。頼めば$1で昼御飯と晩御飯を準備して貰える。
日本人宿だからたまに日本食もどきのモノも出るらしい。
そして、タケオの前にはオーナーの親戚の経営するシェーク屋があり、大抵の空き時間はここにいた。
どうもタケオの中は部屋の窓が小さく、薄暗くて落ち着かないのだ。
そして、大抵の空き時間にはここで必ず酒を飲んでいるA氏、S氏のお二人がいた。
ホントに暇さえあれば酒を呑んでる。始めはびっくりしたが、そのうち慣れた。
私の周りにそこまでお酒好きのサラリーマンがいなかったので、カルチャーショックだったのもあるし、
やっぱり女の一人旅ではそうそうお酒を飲んで酔っ払うわけにはいかないから。
1日目の午前中はアンコールワットを見ただけでシェークやでくつろいでいた。
タケオのまかないは頼まなかったが、お店の女の子が食べてるご飯が美味しそうだったので同じものを作ってもらったり。 分けてくれたスープはたぶんタケオの昼ご飯に出た物だと思う。
この店には隣接する他の日本人宿の宿泊客もしばしばやってくるが、みんな妙な距離感がある。
毎日必ずやってくるのに、お店の女の子としか話さない人もいて不思議な感じだった。
ちょっと日本人宿の不思議な空気はイマイチなじめそうにないです。
日本人宿の居心地は、そのときに居合わせた旅人が自分と合う人かどうかで決まるらしい。
今となっては旅の道連れになってくれた同じサラリーマンの二人がいたからこそ、滞在できた感じがします。
さて、午後3時まで休んで再び遺跡巡り開始。
ご飯の後に昼寝して・・・ととてもぐうたらしているようだが、現地の人も同じようなサイクルで生活をしている。
猛暑の昼間に仕事をするのは体力を無駄に消耗するだけで、だからバイクタクシーも余り働きたがらないのだ。
次なる見所はアンコールトムである。一応、遺跡巡りの定番パターンだ。
写真は我々が雇ったドライバーのうちの二人。左がCHAN。若く見えるが26歳。3人の中でリーダー的存在。 まじめで気さくでとてもいいヤツ。愛車はHONDA DREAMII。
右が私のドライバーNARITH(ナリ)。20歳最年少。まじめで忠実。ちょっとおとなしめで押しが弱い。私らを雇った時も他の二人のドライバーがいなかったら、この子は仕事を逃していた気がする。
バイクはHONDA WAVE。お父さんに買ってもらって、今せっせとお金を返しているんだそうだ。
この手のバイクはタイホンダ製で現地価格で$1000~1200ほど。SUZUKIやKAWASAKIよりもやはりHONDAがネームバリュー高かった。
>
ナリのバイクでアンコール・トムへ。アンコールトムの中で一番雰囲気に惹かれたのがバイヨン寺院である。
バイヨンは仏教に魅せられたジャヤバルマン7世が作ってしまった、大乗仏教とヒンズー教の混合寺院。
中にいると各塔の上部四面に掘られた観音菩薩のほほえみに飲み込まれそうになる。
バイヨンを満喫した頃には既に夕方になっており、夕暮れの定番プノンパケンに向かった。
プノンパケンはアンコールワットとバイヨンを結ぶ通り沿いにある小高い丘で、ここでサンセットを見ると言うのが観光のハイライトの1つになっている。
ツアーの人たちは象に乗って丘にあがれたりするのだが、個人旅行者は乗りたきゃ登りは$20、下りは$15。
1日分の遺跡入場料と同じという高さである。
象道を歩いて登ったけど、象って身体が大きい分のろまかと思いきや、結構早くてそれもびっくり。
踏みつぶされたらたまらん。山肌にぴたりと身体を寄せ、何度も象を先に行かせた。
ちなみに頂上へ登った後、ちゃんとご褒美に干し草をもらってました。よかったね。
当たり前のことだが、サンセットは1日1回この瞬間にしか見れない訳で、だからアンコールワット遺跡群を訪れるほとんどの観光客が集まっているようだ。まあ、よくもこんなにいたもんだっていうくらいすんごい人で溢れかえっている。
アンコールワット遺跡群はものすごく広大なので、昼間の時間帯は観光客はあちこちの遺跡にばらけていて、あんまり人に会わない。
だけど、サンセットが綺麗なポイントは数カ所しかないようで、国境からピックアップトラックに同乗した西洋人カップルも、ビデオ構える坊主もいた。 それを隠し撮りするおばはんや、おばはんに捕まって困っている同宿の若者にもあった。
この場にいる大半が日本人で、そこここで日本語とあやしー英語が飛び交っておりました。
他国の人にとっては異様だったと思いますが、今がGW期間だからしょうがないのよ。運がなかったと思って諦めてください。
日本人宿だからたまに日本食もどきのモノも出るらしい。
そして、タケオの前にはオーナーの親戚の経営するシェーク屋があり、大抵の空き時間はここにいた。
どうもタケオの中は部屋の窓が小さく、薄暗くて落ち着かないのだ。
そして、大抵の空き時間にはここで必ず酒を飲んでいるA氏、S氏のお二人がいた。
ホントに暇さえあれば酒を呑んでる。始めはびっくりしたが、そのうち慣れた。
私の周りにそこまでお酒好きのサラリーマンがいなかったので、カルチャーショックだったのもあるし、
やっぱり女の一人旅ではそうそうお酒を飲んで酔っ払うわけにはいかないから。
1日目の午前中はアンコールワットを見ただけでシェークやでくつろいでいた。
タケオのまかないは頼まなかったが、お店の女の子が食べてるご飯が美味しそうだったので同じものを作ってもらったり。 分けてくれたスープはたぶんタケオの昼ご飯に出た物だと思う。
この店には隣接する他の日本人宿の宿泊客もしばしばやってくるが、みんな妙な距離感がある。
毎日必ずやってくるのに、お店の女の子としか話さない人もいて不思議な感じだった。
ちょっと日本人宿の不思議な空気はイマイチなじめそうにないです。
日本人宿の居心地は、そのときに居合わせた旅人が自分と合う人かどうかで決まるらしい。
今となっては旅の道連れになってくれた同じサラリーマンの二人がいたからこそ、滞在できた感じがします。
さて、午後3時まで休んで再び遺跡巡り開始。
ご飯の後に昼寝して・・・ととてもぐうたらしているようだが、現地の人も同じようなサイクルで生活をしている。
猛暑の昼間に仕事をするのは体力を無駄に消耗するだけで、だからバイクタクシーも余り働きたがらないのだ。
次なる見所はアンコールトムである。一応、遺跡巡りの定番パターンだ。
写真は我々が雇ったドライバーのうちの二人。左がCHAN。若く見えるが26歳。3人の中でリーダー的存在。 まじめで気さくでとてもいいヤツ。愛車はHONDA DREAMII。
右が私のドライバーNARITH(ナリ)。20歳最年少。まじめで忠実。ちょっとおとなしめで押しが弱い。私らを雇った時も他の二人のドライバーがいなかったら、この子は仕事を逃していた気がする。
バイクはHONDA WAVE。お父さんに買ってもらって、今せっせとお金を返しているんだそうだ。
この手のバイクはタイホンダ製で現地価格で$1000~1200ほど。SUZUKIやKAWASAKIよりもやはりHONDAがネームバリュー高かった。
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ナリのバイクでアンコール・トムへ。アンコールトムの中で一番雰囲気に惹かれたのがバイヨン寺院である。
バイヨンは仏教に魅せられたジャヤバルマン7世が作ってしまった、大乗仏教とヒンズー教の混合寺院。
中にいると各塔の上部四面に掘られた観音菩薩のほほえみに飲み込まれそうになる。
バイヨンを満喫した頃には既に夕方になっており、夕暮れの定番プノンパケンに向かった。
プノンパケンはアンコールワットとバイヨンを結ぶ通り沿いにある小高い丘で、ここでサンセットを見ると言うのが観光のハイライトの1つになっている。
ツアーの人たちは象に乗って丘にあがれたりするのだが、個人旅行者は乗りたきゃ登りは$20、下りは$15。
1日分の遺跡入場料と同じという高さである。
象道を歩いて登ったけど、象って身体が大きい分のろまかと思いきや、結構早くてそれもびっくり。
踏みつぶされたらたまらん。山肌にぴたりと身体を寄せ、何度も象を先に行かせた。
ちなみに頂上へ登った後、ちゃんとご褒美に干し草をもらってました。よかったね。
当たり前のことだが、サンセットは1日1回この瞬間にしか見れない訳で、だからアンコールワット遺跡群を訪れるほとんどの観光客が集まっているようだ。まあ、よくもこんなにいたもんだっていうくらいすんごい人で溢れかえっている。
アンコールワット遺跡群はものすごく広大なので、昼間の時間帯は観光客はあちこちの遺跡にばらけていて、あんまり人に会わない。
だけど、サンセットが綺麗なポイントは数カ所しかないようで、国境からピックアップトラックに同乗した西洋人カップルも、ビデオ構える坊主もいた。 それを隠し撮りするおばはんや、おばはんに捕まって困っている同宿の若者にもあった。
この場にいる大半が日本人で、そこここで日本語とあやしー英語が飛び交っておりました。
他国の人にとっては異様だったと思いますが、今がGW期間だからしょうがないのよ。運がなかったと思って諦めてください。
アンコールトムの写真
Ⅰ アンコール・トム南城門
アンコール・トムに入るゲートの一つ。他のこの時代の寺院プリアカン、タ・プローム、タ・ソム、バンテアイ・クディなど(後日見に行きました)もそうだが、穏やかな微笑みを浮かべた観音菩薩が塔の四面に彫り込まれている。
アンコール・トムはクメール語で「大きい町」という意味を持ち、この門はその町を囲った城壁の入り口の一つ。 他に、東、西、北各辺に同じ城門があり、さらに東面の北には「勝利の門」という城門があるとのこと。
バイヨン寺院は、このアンコール・トムの中心にある。
アンコール・トムはクメール語で「大きい町」という意味を持ち、この門はその町を囲った城壁の入り口の一つ。 他に、東、西、北各辺に同じ城門があり、さらに東面の北には「勝利の門」という城門があるとのこと。
バイヨン寺院は、このアンコール・トムの中心にある。
Ⅱ バイヨンのほほえむ観音菩薩
バイヨンには何回か訪れたが、いつ行ってもそれほどたくさんの人に出会うでもなく、ひたすら静まり返っていた。
その辺に座り込み、観音菩薩を見上げているだけでなんだか自分が何者であるかを忘れてしまうような、そんな錯覚に陥る。私だけでなく、ここにいる誰もがこの微笑みに飲み込まれていた。
Ⅲ バイヨン寺院全貌
自分が見てきたモノと自分の写真が如何に違うか。これはそれを象徴してる・・・
バイヨンは階廊の彫刻がすばらしいことでも有名ですが、私は不勉強だったことと、観音菩薩に圧倒されたことで全然目に入らなかった。
バイヨンは須弥山を象徴化した寺院。古代インドの宇宙観と大乗仏教の融合。なんだか不思議な世界に引き込まれるところでしたと、まとめてみる。記念写真だからよいのです。しょぼくても。
バイヨンは階廊の彫刻がすばらしいことでも有名ですが、私は不勉強だったことと、観音菩薩に圧倒されたことで全然目に入らなかった。
バイヨンは須弥山を象徴化した寺院。古代インドの宇宙観と大乗仏教の融合。なんだか不思議な世界に引き込まれるところでしたと、まとめてみる。記念写真だからよいのです。しょぼくても。