旅の「大ピンチ」！　旅のピンチ研究会

旅慣れた人たちが世界中で見舞われた旅にまつわるトラブルを集めた本。
海外では日本では考えられない様な出来事が連発します。参考にどうぞ。

この本のレビュー

海外旅行出発前、飛行機、町中、ホテルなどで起こりえるトラブルを解説した本。
初めての海外旅行にいく時は、例えパックツアーでも充分参考になる。
旅慣れた後は油断しがちなのでまた読んでもいいかもしれない。

私はヨーロッパなどの先進国では日本と同じように旅行ができる物だと思いこんでいたが、
列車が遅れたりすることは結構普通にあるらしい。
１分遅れただけで謝る日本にしては考えられないとしみじみしたことがあります。

こういった日本では当たり前といえることが当たり前ではないということもしかり、
それ以外にも自分は大麻を吸ってないのに、隣の部屋の人が大麻を吸っていて、
その匂いが体や荷物についてしまい、成田で麻薬犬に飛びつかれたなど、
ええ～っというような出来事も書いてありました。

私はガイドブックの巻末にあるトラブル例を暇つぶしに見るのが結構好きです。
そして、東南アジアなどでは、２０年も前から言われているトランプ賭博の例が
未だに載っているということは、未だに引っかかる人がいるということです。

「この国ではこういうことが起こりえるのだな」と事前に認識していると、
いざ、自分がトラブルに巻き込まれても冷静に対処ができます。
トラブルに合う、合わないは運なので、一応心構えはしておいた方がよいです。
そういう意味では、この本も参考になる物のひとつです。

かくいう私もガイドブックに書いてあるとおりの悪質な旅行会社の客引きにあったことがあります。
びっくりするくらい全く同じなのですが、毎日あれを繰り返しているのだろう。

悪質なトラブルだけでなく、パスポートを忘れただの、航空券の綴りが１文字違ったら
飛行機に乗れないだの、海外で購入した果物が検疫で取り上げられる例など、
しらないとうっかりしてしまうミスもありますので、初心者にもいいですよ。