那須烏山線の蓄電池車「アキュム」に乗車。地元の期待がすごい。

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ちょっと前になりますが、栃木県の那須烏山市で新型車両の蓄電池車アキュムがお披露目になり、そのお披露目の日に那須烏山まで行ってきました。
ちょうど春の青春18きっぷが発売されていたので、それで神奈川から栃木まで。ちょっと寝坊したんで行きはグリーン車に乗らなかったけど、帰りは湘南新宿ラインのグリーン車で帰ってきました。お昼は宇都宮焼きそば、夜は餃子とご当地グルメも堪能した日帰り旅です。

JR東日本 新型蓄電池車 アキュム記念式典 ちょうど宇都宮駅に着いた直後くらいにホームで式典が始まりました。
栃木県知事とか宇都宮副市長とかJR東日本の宇都宮駅長とかがリボンカットをしておりまして、その後、地元の女子高生が運転士さんと車掌さんに花束とか渡してました。
ホームに停まる始発列車には人がぎゅうぎゅうに乗っていた。
始発列車はこの瞬間しかないですからね。

宇都宮駅に停車する始発のアキュム 外に立っている人よりも中に乗っている人の方が多い。
外に立っている人は関係者って感じです。
関係者ではなく始発に乗り込んでない鉄ちゃんは向かい側のホームで カメラをしっかり構えておりました。
始発列車が運行するところをとらえるのでしょう。
乗り鉄か、撮り鉄かっていう違いなのかな。

那須烏山駅にアキュムが到着する 私は式典の様子を眺めた後、宇都宮の焼きそばの名店石田屋さんへ。
プロが焼いた美味しい焼きそばで腹ごしらえし、商店街をブラブラして 次の列車に合わせて宇都宮駅にもどりました。ディーゼル車で那須烏山へ。
そんで那須烏山からの帰りにアキュムに乗ってみた。
そのアキュムが入ってきたところがこの写真。

那須烏山駅は去年の夏に来たときと様子が全然違って、 駅舎が新しくなっていたり、蓄電池に充電するための設備などができていました。
去年は山あげ祭りを見に来たんだけど、山あげまつりの時より、アキュムが来ることの方が観光客が多かった・・・。
ゲリラ豪雨とかひどかったのもあるとは思いますが、歌舞伎はどちらかというと中高年が多かったのに対し、列車は若年層から年配まで幅広い人が来ておりました。
今は普通に走っているので、果たしてどのくらいの集客になっているのかな。

参考:那須烏山市 山あげ祭 野外歌舞伎 見てきました。

那須烏山線 アキュム 蓄電走行直後 パンタグラフがたたんである 帰路に乗ったアキュムは宝積駅が終点でここで乗り換えます。
那須烏山からここまでは蓄電池に充電された電気で走ってきたので、
列車の天井を見てもらうとわかりますけど、パンタグラフがありません。

那須烏山線 アキュム 蓄電中 パンタグラフがでてきたところ しばらく見ていたら、折れ曲がっていたパンタグラフがにゅいんと出てきました。
駅で架線から電気を取り入れここで充電します。
そんで充電が完了したらまた那須烏山まで走って行くと。

この列車で宇都宮まで帰るまでの間、カメラを持った人たちが「え?あんなとこにもいるの?」っていう感じのとこまであちこちに立っておられました。
私の友人も電車に乗るのではなく、撮るのが目的で全国を走り回っているのがおりますけど、そうやって車で来ていた方もいたでしょうし、始発のアキュムに乗って、あちこちの撮影スポットで下車して待機していたかたもいたのでしょう。

また、地元の人の期待がかなり大きいのもうかがえました。
日本初!というものがここに来るのはかなりのPR効果があるだろう。

蓄電池を積むと車体が重くなってしまうので、山がちの日本ではまだまだ
いろんな意味で大変で、まずは平坦な那須烏山から始まったそうです。

蓄電池が進歩していくことによって軽くなったり、パワーが出せたりすれば
もっといろんな路線に広がるでしょう。

でもその前に、江ノ電とか都心の小規模な列車を運行している会社が注目してるんだって。
なぜなら、架線のメンテに相当お金がかかるから。
これなら途中の架線は不要で、充電ステーションと車両のみを整備すればすむ。

ディーゼルの場合は燃料費がかさむことや環境問題が生じるのですが、
都心の電車が蓄電池車にした場合にもそういうメリットがあるとは。なるほど。

しかし、私、なんか鉄子みたいになっとりますなぁ。

那須烏山線に無事定着したら、話が広がりそうですね。

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