意外と遠かったコ・タルタオへの道のり(ハジャイ-パークバラー)
ラノーン発バンコク行きのバスをチュンポンで下車し、駅に向かった。ここから寝台列車でハジャイまで南下する。
ラノーンからはバスでハジャイに出る方法もあるはずだが、久々にタイの列車に乗りたかったのである。
それも今回はバンコク始発の寝台列車の1等コンパートメントを予約済み。初めての1等車両乗車である。
ちなみにこの後の目的地はハジャイではなくアンダマン海に浮かぶ離島タルタオ島だ。
バスの方が半日早くハジャイに着くけどハジャイでの宿泊費がかかるので、夜行で早朝着でも時間的には変わらない。
駅でザックを預け、腹ごしらえ。食べ終えたら21時過ぎと列車の到着1時間前とちょうど良いタイミング。
時間通りに到着した列車に乗り込むと、ラノーンではしゃぎ疲れた私はそのまますぐに眠りに就いた。
夕食のガイヤーン
さて、翌朝6時過ぎ。ハジャイで列車を下りた。ここからコ・タルタオ国立海洋公園を目指す。
コ・タルタオ国立海洋公園とは、タイ南西部のアンダマン海に浮かぶいくつかの小さな島。
タイの中でも手つかずの大自然が残っている美しい島の一つであり、中でもタルタオ島は野生動物保護区に指定されていて、 王立森林局の職員以外、人間は住んでいない。
観光客は国立の宿泊施設に泊まることもできるが、そんなに動物とかジャングルには興味が無く、ちょっとだけ軽薄な感じの島に行きたい。
そこで、今回ねらいを定めたのは、リペ島。宿泊施設もそこそこ多そうだし、なんてったって陸から遠い。
つまり、「行きにくい」=「人が少ない」=「のんびりできる」という単純な考え。
プーケットやピピ島の様にメジャーでない分、アクティビティは少ないだろうが、何もせずにゆったりするのによいだろう。
タルタオ島への船は、パークバラーという町の桟橋からでているという。
その他、タイとマレーシアのランカウイを船で結ぶことでも知られる南部の港町サトゥーンから船があるだの、マレーシアのランカウイから週2便あるだの、いくつか情報はあるのだが、どれも確実性がない。
というのも、本当にタルタオに行く観光客は少ないので口コミ情報もあまりないし、ガイドブックもほとんど取り上げていないからだ。
ともかく、パークバラーから船があるのは確実なようで、ハジャイの町でパークバラー行きのバスを探しにかかった。
(※2014年現在は、オンシーズンにはプーケット、ピピ島などを回る船でリペにもいけます。)
まず、パークバラー行きのミニバス乗り場に向かった。
しかし、そこには人っ子1人おらず、ミニバスどころか、車すら滅多に通らない。
たまたま通りすがりの女性に尋ねてみると、「ええ?パークバラー行き?」と首をかしげて立ちつくしてしまった。
「・・・あの時計台の近くにいくつかミニバスが止まってるはずだから聞いてみて」
ここでいうミニバスとは、民間会社がやっている乗り合いのバンのことである。
乗り場は行き先ごとに違い、町の至る所に散っていることが多い。 だから、地元の人でも自分の乗らない路線のことは知らないし、大きなバスと違って乗り場もどこかに変わる可能性がある。
さらに、コ・タルタオ海洋公園は、乾期にのみ入島可能であるため、雨期の間はパークバラー行きのミニバスなんて走らせてない可能性が高い。 パークバラーはたいして大きな町ではないからだ。
出来れば、朝の10時に埠頭を出る船に乗りたかった。だから、今から歩いてミニバスを探すのは時間が惜しい。
結局、乗り合いタクシーでバスターミナルに向かい、バスが無ければそこからタクシーをぶっ飛ばすことにした。
ハジャイのバスターミナルは、早朝だと言うのにバスの出入りはとても激しかった。
この町はいわば南タイのハブ・ターミナルとでも言うべきか。
近郊の小さな町を結ぶローカルバスを始め、タイ各地への長距離バス、そして、マレーシアの国境に近いこともあり、マレーシアの町やシンガポールを結ぶ国際バスなど、各国、各社のバスが行き交っている。
マレーシアのクアラルンプールやシンガポール間を結ぶバスなど超デラックスで、それに比べるとこれから私が乗るバスのみすぼらしいことと言ったら・・・。やっぱり、タイよりマレーシアのが都会なんだなー。
構内に入るとぽろぽろと客引きが集まってきた。彼らは恐らく民間のバス会社の客引きたちで、長距離バスの斡旋を行っているはず。近距離線は彼らの仕事の範疇にないのだが、「パークバラーに行く」と言うと「パークバラー行きはこの時刻表に載ってる」とわざわざ教えてくれたりする。
彼らは掲示されている時刻表を示しながら、自信たっぷりに「パークバラー行きは、○番線から、8時05分発」とか言い切る割に、時間になってもバスは来やしない。
30分待っても来ないことにいらだち、窓口で時間を確認するとダイヤが変更されてしていた。
ハジャイからパークバラーまでは、1時間ほどかかるというが、時間通りに着くとは思えない。
このままでは10時発の船には間に合いそうにない。そして、午後の便に乗ったら、タルタオ島から倍以上の距離があるリペ島までは行けない可能性が高い。
仕方がないので、2番目の航路、サトゥーン発の船に賭けてみるべく、サトゥーン行きのバスに乗ることにした。
サトゥーン行きのバスは頻繁に停車しながらお客の乗降車を繰り返し、サトゥーンに向け走っていった。
ローカルバスなので終点まで乗る客はあまりおらず、30分も過ぎれば乗客もまばら。車掌も余裕の出来て話しかけてくる。
「どこ行くんだったっけ?」
「コ・タルタオに行くの。」
コとはタイ語で島のこと。つまり「タルタオ島」に行きたいと答えたのである。
ハジャイを出てから1時間弱。道路の看板には大きく「サトゥーン」という文字が出始めた。
「おお、そろそろサトゥンに着くな。」と思っていると車掌に呼ばれた。
彼は運転手にバスを止めるよう指示をすると、回りになーんにもないだだっ広い道路を指さし「ここで降りな」と言う。
え?だって、ここサトゥーンじゃないよね?
混乱する私に向かい、道路の向こう側を指さす。どうもここでパークバラ行きのバスに乗り換えろってことらしい。
今更、「違う!」って言えない小心者の私は、すごすごとバスを降りてしまった。しかし、ここタクシーも通りそうもない。
どうすることも出来ず、成り行きに任せて再びバスが通るのを待つしかなかった。
しばらくすると、エアコン付きのでっかいバスが通りかかった。「サトゥーン行く?」との問えば「行く行く!」と車掌が叫ぶ。よかった~。
サトゥーンの町が近いせいもありバスの乗客はまばら。 早速料金を徴収に来た車掌に「サトゥーンまで」と言うと、「サトゥーンって、サトゥーンの後どこに行くの?」とのたまう。次の行き先によって降ろすところが違うってことかな?
「えっと、コ・タルタオ」
車掌は切符を切りながら目の前の座席に乗っていた乗客に何かを聞く。
なんだかんだ指示されるのを頷きながら聞く車掌。
そして、こっちに向かって「わかった。大丈夫だ」って、ほんとに大丈夫なの~?
「え、コ・タルタオだよ。コ・アダンとかコ・リペとかあるとこよ?」
「イエス、イエス。アダン。アダン。タルタオ」
とにかくタルタオ島に行きたいことだけはしっかりと伝わったようだし・・・大丈夫ってことかなー。
乗ってから5分も経たないうちに、バスが停車した。誰かが降りる客がいるのかな?と思いきや、車掌は私を呼んでいる。
ちらりと周りを見回すと、ローカルバスの車庫のようなスペースの前だ。
車掌がそこに停車しているぼろっちいバスに向かって何か叫ぶと、乗っていた運転手が黙ってコクリと頷く。
そして、「タルタオ、タルタオ」と叫びながら、そのおんぼろバスに乗るように言う。もうわけわからん。
乗り継いだバスの運転手も、「タルタオに行きたいの、このバスでいいの?」と問えば、「OK.OK乗ってなさい」でおしまい。とにかく、いいと言うからいいのだろう。そういうことにしておく。
3台目に乗ったバスはサトゥーンの町の方向に走り出した。
「おっ、このまま港に向けて走っていくのかしらん。いよいよタルタオね~。」と期待したところで、バスは右折。
「いやいやいや、町中だし、きっと一方通行なのよ。ただそれだけだってば」と心の中で言い訳したと思ったら、バスは更に右折。・・・つまり・・・Uターンしたってこと?もう、どうにでもしてくれ。
結局、バスはサトゥーンの町をぐるんと1周し、私が元来た道を戻り始めた。
もうわかった。これはサトゥーンからパークバラー方面に向かって走るバスだ。最初のバスを降りたところで、拾うように指示されたバスがこれだ。
くそぅ、どうしてもサトゥーンから船には乗らせてもらえないのだろうか。・・・もしかして、サトゥーンからの船ってないの?
ここまで来ると、今更悪あがきする気にはなれず、そのままそのバスの終点、ラーグーという町まで行った。
そして、さらにソンテウに乗り換えパークバラーへ。
これだったら最初からハジャイでパークバラー行きの直通バスに乗った方が早かったんじゃないか?
パークバラー船着き場付近
そんなこんなで、ぐるぐる回り道しながらも無事パークバラーに着いた。
苦労してやってきたので、パークバラーはよっぽど辺鄙な処だろうと思っていた。
桟橋に停泊する小さな船のそばに政府が運営するバンガローの予約事務所がぽつんとあって、「今日の船はもうない。明日また来て。」なんて、あっさり言い放たれると思った。
しかし、予想に反しパークバラーの港には漁船や小型のフェリーがいっぱい停泊しているわ、 民間の旅行代理店がばんばん店を出してるわ、欧米の家族連れが車でどんどんやってくるわ、えっと、ここ一体どこですか?
日本のガイドブックはホントに田舎の取材はいい加減だなぁ。簡単に島に渡れそうじゃないか。
港で翌日の船を予約して町に戻る羽目になるかと思ったけど、1時間後には島に向かって出発できそうだ。
間に合ったのは幸いである。
ラノーンからはバスでハジャイに出る方法もあるはずだが、久々にタイの列車に乗りたかったのである。
それも今回はバンコク始発の寝台列車の1等コンパートメントを予約済み。初めての1等車両乗車である。
ちなみにこの後の目的地はハジャイではなくアンダマン海に浮かぶ離島タルタオ島だ。
バスの方が半日早くハジャイに着くけどハジャイでの宿泊費がかかるので、夜行で早朝着でも時間的には変わらない。
駅でザックを預け、腹ごしらえ。食べ終えたら21時過ぎと列車の到着1時間前とちょうど良いタイミング。
時間通りに到着した列車に乗り込むと、ラノーンではしゃぎ疲れた私はそのまますぐに眠りに就いた。
夕食のガイヤーン
コ・タルタオ国立海洋公園とは、タイ南西部のアンダマン海に浮かぶいくつかの小さな島。
タイの中でも手つかずの大自然が残っている美しい島の一つであり、中でもタルタオ島は野生動物保護区に指定されていて、 王立森林局の職員以外、人間は住んでいない。
観光客は国立の宿泊施設に泊まることもできるが、そんなに動物とかジャングルには興味が無く、ちょっとだけ軽薄な感じの島に行きたい。
そこで、今回ねらいを定めたのは、リペ島。宿泊施設もそこそこ多そうだし、なんてったって陸から遠い。
つまり、「行きにくい」=「人が少ない」=「のんびりできる」という単純な考え。
プーケットやピピ島の様にメジャーでない分、アクティビティは少ないだろうが、何もせずにゆったりするのによいだろう。
タルタオ島への船は、パークバラーという町の桟橋からでているという。
その他、タイとマレーシアのランカウイを船で結ぶことでも知られる南部の港町サトゥーンから船があるだの、マレーシアのランカウイから週2便あるだの、いくつか情報はあるのだが、どれも確実性がない。
というのも、本当にタルタオに行く観光客は少ないので口コミ情報もあまりないし、ガイドブックもほとんど取り上げていないからだ。
ともかく、パークバラーから船があるのは確実なようで、ハジャイの町でパークバラー行きのバスを探しにかかった。
(※2014年現在は、オンシーズンにはプーケット、ピピ島などを回る船でリペにもいけます。)
まず、パークバラー行きのミニバス乗り場に向かった。
しかし、そこには人っ子1人おらず、ミニバスどころか、車すら滅多に通らない。
たまたま通りすがりの女性に尋ねてみると、「ええ?パークバラー行き?」と首をかしげて立ちつくしてしまった。
「・・・あの時計台の近くにいくつかミニバスが止まってるはずだから聞いてみて」
ここでいうミニバスとは、民間会社がやっている乗り合いのバンのことである。
乗り場は行き先ごとに違い、町の至る所に散っていることが多い。 だから、地元の人でも自分の乗らない路線のことは知らないし、大きなバスと違って乗り場もどこかに変わる可能性がある。
さらに、コ・タルタオ海洋公園は、乾期にのみ入島可能であるため、雨期の間はパークバラー行きのミニバスなんて走らせてない可能性が高い。 パークバラーはたいして大きな町ではないからだ。
出来れば、朝の10時に埠頭を出る船に乗りたかった。だから、今から歩いてミニバスを探すのは時間が惜しい。
結局、乗り合いタクシーでバスターミナルに向かい、バスが無ければそこからタクシーをぶっ飛ばすことにした。
ハジャイのバスターミナルは、早朝だと言うのにバスの出入りはとても激しかった。
この町はいわば南タイのハブ・ターミナルとでも言うべきか。
近郊の小さな町を結ぶローカルバスを始め、タイ各地への長距離バス、そして、マレーシアの国境に近いこともあり、マレーシアの町やシンガポールを結ぶ国際バスなど、各国、各社のバスが行き交っている。
マレーシアのクアラルンプールやシンガポール間を結ぶバスなど超デラックスで、それに比べるとこれから私が乗るバスのみすぼらしいことと言ったら・・・。やっぱり、タイよりマレーシアのが都会なんだなー。
構内に入るとぽろぽろと客引きが集まってきた。彼らは恐らく民間のバス会社の客引きたちで、長距離バスの斡旋を行っているはず。近距離線は彼らの仕事の範疇にないのだが、「パークバラーに行く」と言うと「パークバラー行きはこの時刻表に載ってる」とわざわざ教えてくれたりする。
彼らは掲示されている時刻表を示しながら、自信たっぷりに「パークバラー行きは、○番線から、8時05分発」とか言い切る割に、時間になってもバスは来やしない。
30分待っても来ないことにいらだち、窓口で時間を確認するとダイヤが変更されてしていた。
ハジャイからパークバラーまでは、1時間ほどかかるというが、時間通りに着くとは思えない。
このままでは10時発の船には間に合いそうにない。そして、午後の便に乗ったら、タルタオ島から倍以上の距離があるリペ島までは行けない可能性が高い。
仕方がないので、2番目の航路、サトゥーン発の船に賭けてみるべく、サトゥーン行きのバスに乗ることにした。
サトゥーン行きのバスは頻繁に停車しながらお客の乗降車を繰り返し、サトゥーンに向け走っていった。
ローカルバスなので終点まで乗る客はあまりおらず、30分も過ぎれば乗客もまばら。車掌も余裕の出来て話しかけてくる。
「どこ行くんだったっけ?」
「コ・タルタオに行くの。」
コとはタイ語で島のこと。つまり「タルタオ島」に行きたいと答えたのである。
ハジャイを出てから1時間弱。道路の看板には大きく「サトゥーン」という文字が出始めた。
「おお、そろそろサトゥンに着くな。」と思っていると車掌に呼ばれた。
彼は運転手にバスを止めるよう指示をすると、回りになーんにもないだだっ広い道路を指さし「ここで降りな」と言う。
え?だって、ここサトゥーンじゃないよね?
混乱する私に向かい、道路の向こう側を指さす。どうもここでパークバラ行きのバスに乗り換えろってことらしい。
今更、「違う!」って言えない小心者の私は、すごすごとバスを降りてしまった。しかし、ここタクシーも通りそうもない。
どうすることも出来ず、成り行きに任せて再びバスが通るのを待つしかなかった。
しばらくすると、エアコン付きのでっかいバスが通りかかった。「サトゥーン行く?」との問えば「行く行く!」と車掌が叫ぶ。よかった~。
サトゥーンの町が近いせいもありバスの乗客はまばら。 早速料金を徴収に来た車掌に「サトゥーンまで」と言うと、「サトゥーンって、サトゥーンの後どこに行くの?」とのたまう。次の行き先によって降ろすところが違うってことかな?
「えっと、コ・タルタオ」
車掌は切符を切りながら目の前の座席に乗っていた乗客に何かを聞く。
なんだかんだ指示されるのを頷きながら聞く車掌。
そして、こっちに向かって「わかった。大丈夫だ」って、ほんとに大丈夫なの~?
「え、コ・タルタオだよ。コ・アダンとかコ・リペとかあるとこよ?」
「イエス、イエス。アダン。アダン。タルタオ」
とにかくタルタオ島に行きたいことだけはしっかりと伝わったようだし・・・大丈夫ってことかなー。
乗ってから5分も経たないうちに、バスが停車した。誰かが降りる客がいるのかな?と思いきや、車掌は私を呼んでいる。
ちらりと周りを見回すと、ローカルバスの車庫のようなスペースの前だ。
車掌がそこに停車しているぼろっちいバスに向かって何か叫ぶと、乗っていた運転手が黙ってコクリと頷く。
そして、「タルタオ、タルタオ」と叫びながら、そのおんぼろバスに乗るように言う。もうわけわからん。
乗り継いだバスの運転手も、「タルタオに行きたいの、このバスでいいの?」と問えば、「OK.OK乗ってなさい」でおしまい。とにかく、いいと言うからいいのだろう。そういうことにしておく。
3台目に乗ったバスはサトゥーンの町の方向に走り出した。
「おっ、このまま港に向けて走っていくのかしらん。いよいよタルタオね~。」と期待したところで、バスは右折。
「いやいやいや、町中だし、きっと一方通行なのよ。ただそれだけだってば」と心の中で言い訳したと思ったら、バスは更に右折。・・・つまり・・・Uターンしたってこと?もう、どうにでもしてくれ。
結局、バスはサトゥーンの町をぐるんと1周し、私が元来た道を戻り始めた。
もうわかった。これはサトゥーンからパークバラー方面に向かって走るバスだ。最初のバスを降りたところで、拾うように指示されたバスがこれだ。
くそぅ、どうしてもサトゥーンから船には乗らせてもらえないのだろうか。・・・もしかして、サトゥーンからの船ってないの?
ここまで来ると、今更悪あがきする気にはなれず、そのままそのバスの終点、ラーグーという町まで行った。
そして、さらにソンテウに乗り換えパークバラーへ。
これだったら最初からハジャイでパークバラー行きの直通バスに乗った方が早かったんじゃないか?
パークバラー船着き場付近
苦労してやってきたので、パークバラーはよっぽど辺鄙な処だろうと思っていた。
桟橋に停泊する小さな船のそばに政府が運営するバンガローの予約事務所がぽつんとあって、「今日の船はもうない。明日また来て。」なんて、あっさり言い放たれると思った。
しかし、予想に反しパークバラーの港には漁船や小型のフェリーがいっぱい停泊しているわ、 民間の旅行代理店がばんばん店を出してるわ、欧米の家族連れが車でどんどんやってくるわ、えっと、ここ一体どこですか?
日本のガイドブックはホントに田舎の取材はいい加減だなぁ。簡単に島に渡れそうじゃないか。
港で翌日の船を予約して町に戻る羽目になるかと思ったけど、1時間後には島に向かって出発できそうだ。
間に合ったのは幸いである。
パークバラーの港の写真いろいろ
パークバラーの船着き場&雑貨屋
船着き場付近の様子。
左の小屋は我々がお世話になった代理店。船の予約の他、島のコテージの予約が出来る。 旅行代理店はいくつかあるが、それぞれで契約しているホテルが異なる。 希望の日にちがとれなかった場合は別の代理店に行くのも手。
売店では、水や食料の他、キャンプ道具のレンタルなど、島で必要なものが揃えられる。 それほど高くなかった気がします。
左の小屋は我々がお世話になった代理店。船の予約の他、島のコテージの予約が出来る。 旅行代理店はいくつかあるが、それぞれで契約しているホテルが異なる。 希望の日にちがとれなかった場合は別の代理店に行くのも手。
売店では、水や食料の他、キャンプ道具のレンタルなど、島で必要なものが揃えられる。 それほど高くなかった気がします。
2003年当時、パークバラーから出ていた船
目の前のぴかぴかの船に乗るのかと思ったら「今故障中」ということで、どう考えても漁船としか思えない、手作り風の木製の船に乗船。
いくつかの船を通路代わりに通過しながら、沖に近い船で出航。
いくつかの船を通路代わりに通過しながら、沖に近い船で出航。