大阪弁の詰め合わせ わかぎゑふ
舞台俳優のわかぎ氏が大阪弁についてをエピソードと共に語ったエッセイ集。
関西圏の人の他、関西に移住する予定がある人には参考になるかも。
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この本のレビュー
舞台俳優のわかぎゑふ氏が仕事で東京と大阪を行き来している時などに感じた大阪の言葉についてのエピソードや考え方を綴ったエッセイ。
ア行から順番に並べられているので辞書のようなものかと錯覚してしまいましたが、
完全に力を抜いて読めるような本だった。
元々関西圏の新聞で連載した物を文庫化したらしく、内容も大阪の人であれば「あるある!」と
楽しんで読めるのだと思う。残念ながらその他の地域の人にはよくわからないことも多い。
仕事や学業で大阪にこれから住む予定がある人は参考にするのもいいかも。
しかし、テレビを見ていてもこういう本でも思うのだが、大阪の人ってすごく東京を意識してるんだなぁとしみじみと見てしまいました。
私などはそもそもが両親とも田舎から出てきたものが関東に住んでいるため、
東京の人間でもないし、地元の方言なども全くよくわかりません。
なんとなーく、標準語のような言葉を話していて、東京弁もよくしらない。
(東京の下町の知り合いも一人しかいないし。)
恐らく、著者は大阪と東京を行き来する職業に就いているからこそ様々なことに気づくのかなと。
さらに人を演じるという職業だからなおさらいろんなコトに注意深くなりますし。
ちなみに大阪の友達は「関東行っても大阪弁通させて貰います!」というような宣言をしていましたが、
2年の関東滞在でイントネーションは大阪なんだけど、言葉は関東の言葉に少しずつ感化されてしまい、
大阪に戻った途端「おまえ、なに"じゃん"とか使ってるんだよ!」とつっこみまくられたそうだ。
本人は意識してなかったのでショックだったそうです。
そういう意味ではテレビで見る芸人さんも同じような感じなのかもしれませんね。
全国の人に通じる関西の言葉を上手に使い回しているのでしょう。たぶん。
ちなみに最近バスに乗ると後ろの席に女子中学生が友達同士で乗っていることが多いのですが、
言葉の端々にやたらに「めっちゃ」「めっちゃ」というのでイライラしました。
めっちゃって言う言葉は時々使うならわかるのだけど、枕詞のように必ず付けるんですよ。
そこまで多用すると、「めっちゃ」という意味ではなくなる気がするが・・・。
そのくらいの若い世代と接する機会が全くないので、不思議な感じでした。
タグ :
大阪
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