阪急交通社のバスツアー:水郷の町 佐原を散策。
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私は生まれも育ちも関東地方で、千葉は車やバイクなどでちょこちょこと行ったことはあるのですが、意外と内陸部には足を踏み入れておりませんでした。香取市という市町村があることはおろか、佐原という地名も知らなかった。勝手に佐倉と勘違いしていました。(佐倉は空港に行く時に通るので。)
佐原は江戸時代に栄えた水郷の町だそうで、古い町並みが残っていました。へぇ~って感じです。
木造の古い酒蔵が未だに使用されており、ちょっと驚きました。(タンクは近代的ですが。)
酒の仕込みの時期みたいで、辺りはお酒の匂いがプンプンと漂っています。
そこからお酒を仕込めるようになっている。じつに合理的。
米と麹が入っているんですかね~。
この酒蔵では、例のタンクの上に木製の蓋をして、その周りに ひな人形を展示してあった。
九月とか吉徳とか、昔テレビでよくCMが流れていたお人形やさんの ひな壇が多かったです。結構立派だったけど。
江戸時代に創業した老舗の酒蔵なのですが、なんとひな人形も江戸時代製。 これが残っているなんてスゴイですねぇ。
ちなみにここはお酒も造っていますが、味醂も一押しみたいで、 最上白味醂を土産に買って帰りました。
ネットで探してみると楽天でも扱っているお店がいくつかありました。
馬場本店 最上白味醂(みりん)
値段は馬場本店で直接買っても他の酒屋さんで買っても定価です。
普段醤油を買っているお店で扱っていれば一緒にまとめ買いするのになぁ。
もしかしたら成城石井辺りで扱っているかもしれん。探してみよう。
鮒のちいこいのを串刺しにして炭火焼きにしたモノです。
一串80円という安さだったので、買い食いしました。
水の綺麗な町なので、酒蔵もあるし、川魚料理も結構あるみたいですよ。
お昼はこちらのそば屋でそばを食べました。実はツアーの日程表から計算してお昼ご飯は銚子と踏んでいたのですが、
添乗員から「お昼は佐原で自由にとっていただきます。」と言われ、ガーーん。
だって、銚子の店しか調べてなかったんだもん。
勿論、アンケートに事前にアナウンスしろ!と文句を書いておきました。
千葉に来てまさか魚が食べられないとは・・・。とショックでした。
一通り町を歩いた上でこちらに入りました。元千葉銀行の建物だそうです。
本店はこのすぐ奥にありましたが、震災で壊れてしまったようで、修復中です。
そばに日高昆布を混ぜ込んであるそうです。新潟のへぎそばのようですね。
なぜ千葉で日高昆布?と思ったのですが、川を使った貿易の拠点だったようなので、 北海道の物産とかがいろいろここに入ってきていたのかもしれません。
黒きりそばは950円です。私は天ぷらも付けたので1500円。
後は丼物がいくつかありました。
ちなみにこの佐原の町は伊能忠敬が住んでいたところなんだそうです。
伊能忠敬記念館等が公開されていましたが、これまた震災で崩れて中には入れません。
千葉の被害は沿岸の津波の被害や浦安の液状化ばかりが取り上げられましたが、
こういう場所も影響を受けていたのですね。
なまじ東北地方でないだけで、茨城や千葉は置き去りにされてしまったのかも。
放射性物質の除染の話もそうですが、同じような高線量の地域でも、福島は該当するのに県境を越えて宮城になると対象外になったりと、いろんな矛盾が生じているようです。
何の話だかわからなくなってきましたが、味醂は気に入ったので、
とりあえず、これからはこちらの馬場本店酒造の味醂を買うことにします。
ほそぼそと地味な復興支援です。
ちなみに東薫酒造の冬季限定のどぶろくはすごく呑みやすくて美味しかったです。
酸味と甘味のバランスがよくて、ヨーグルトみたいな味なんですね。
お酒の苦手なひとでもがばがばのめてしまうので、要注意です。
発酵が止まってないので、早くのまないとだめなのですが。
紅麹バージョンのイチゴミルクみたいな色のどぶろくもありましたが、白の方が美味しいです。
帰りに買おうと思ったんだけど、バスの時間ギリギリになってしまいまして、
残念ながら購入出来ず。
佐原の戦利品は八坂神社の骨董市で買った泥葱と最上白味醂でした。
お金使わない観光客でごめんなさいね。
このどぶろく、そば屋で1杯単位で呑ませてくれればいいのにな~。絶対のむのに。
酒屋では試飲なので沢山のめないのでありました。
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