スマトラ島沖ウェー島:サバンからイボイへ移動。ベチャにした。
【サバンからイボイまでの道路は新しく綺麗。今更だがよくベチャが行ってくれた】
この島に来る多くの外国人観光客はダイビングやシュノーケリングなどのマリンスポーツが目的のため、
ダイブポイントに近くにある観光客向けの海沿いの町に直接行く人がほとんどです。
しかし、船が着いたのは夕方だったのもあり、暗くならないうちに宿探しをしたかったし、
それ以前に私は町を見るのが好きなのである。
ちなみに私が乗った車の他の乗客はサバン周辺に住んでいる現地の人がほとんどだったのですが、
一人だけサバンの先のガバンという村まで行く外国人観光客がいました。
東アジア系の顔立ちで、恐らくマレーシアかシンガポールの華人だと思われました。
一人だけの為に遠くまで車を走らせるのはもったいないと思ったのでしょう。
「サバンまで?どうせならイボイまで行かない?50000ルピアにしとくよ?」
とコナをかけてきましたが、キッパリと断ります。
町を見たいという願望も勿論ありましたが、そもそもイボイは海沿いにバンガローが並ぶような観光地です。
夕方に到着するとビーチフロントなどのいい部屋は埋まっているものです。
そして、どんどん日が暮れてくるので、結局、適当なところで妥協してしまう。
「一泊だけ適当なトコに泊まって、翌日もっといい宿を探す」という人がいますが、 めんどくさくなりますよ。
サバンまでなら確実に日が暮れる前に到着するし、町なので宿探しも楽。
また、バンダ島のバンダネイラくらいの規模かと思っていたけど、ずっと大きな町で驚いてしまいました。
銀行も何件かあるので、ルピアの持ち合わせが少ない人もサバンに立ち寄ると良いです。
ウェー島から見たルビア島。
荷物を背負ってJl. Perdagangan(ペルダガンガン通り?)にでました。
この通りはサバンの町のメインストリートとも呼べる場所で、
食堂や雑貨や、銀行などの商業施設が集まっています。
サバンへの買い物客が集まることもあり、ベチャやタクシーはいるのですが、
肝心の乗り合いのミニバスの姿がない。
元々午後になるとイボイやガバン行きのミニバスは減るという情報もあり、
なくなったんだと諦めて、集まってきた車やベチャと交渉してしまったのですが、
後日、ウェー島からサバンに戻る際に乗り合いタクシーを利用した時、
Jl. Diponegoroで数台の乗り合いタクシーが待機しているのを見かけました。
もしかしたら乗り場が変更になっているので宿の人に聞いてみてください。
ちなみに個別に車を交渉するとどの車も言い値は絶対に20万ルピアです。
ベチャ(サイドカー付きのバイク。インドネシアの他島では自転車のことが多い。)は 15万ルピアと言ってきました。
最終的にベチャが10万ルピアと言い、客を取られたくない車の運転手も
同額まで下げてきたのですが、 「ベチャだったら景色がいいぞ!写真を撮りながら乗れるんだぞ!」と
なんだかベチャを援護するまわりの声に釣られ、ベチャに乗ってみました。
地図で見るとサバンとイボイは距離的にはとても近い。しかし、さすがに島は起伏が激しいです。
車なら余裕で登れる坂だけども、50cc程度のバイクで複数の人間を運ぶのだから大変です。
出力が小さい上にカーブと坂の連続でスピードが出るはずがない。
「わはは、見てよ。すごい坂だろ?」なんて指さしながらフルスロットル。
隣からはバリバリバリっというものすごい轟音。こんな使い方されたらエンジンすぐに壊れるだろうなぁ・・・。
そんな中幸いだったのは、ウェー島も2004年のスマトラ沖地震の際の津波で被害を受けた島なので、
外国の支援が入ったのか、島の幹線道路が綺麗に舗装されて傷み一つなかったことです。
インドネシアの小さな島では道路の舗装がなかったり、傷んでいることも多いのですが、
白くてピカピカのラインがすーっとまっすぐ伸びたとてもよい道路でした。
ベチャに乗ること30分程でイボイに到着。
きっと運ちゃんの右手の平はバイクからうける震動でしびれていたことでしょう。
しかし、そもそもベチャというのは町の人が買い物などの近距離で利用する乗り物なので、
1回の乗客から10万ルピアを払って貰うのはものすごいラッキーだったはずだ。
「もっとくれ」などと言われることもなく、約束の金額を受け取って笑顔で帰っていきました。
ちなみに10万ルピアというと日本円でだいたい1000円くらいです。
そこらの食堂でご飯を食べると1食1万ルピアなので、10日分のご飯代というわけ。
港からサバンまでの乗り合いタクシーが3万ルピア/人。
港からイボイまでの乗り合いタクシーが5万ルピア/人。
サバンからイボイまでの乗り合いタクシーが3万ルピア/人。(情報源が3年前のロンプラ。今はもっと高いかも。)
乗り合いタクシーには最大で5~6人の乗客が乗車します。
それを考えると1台20万ルピアというのは交渉の第一段階で出す金額としては妥当なところな気もする。
ウェー島を旅する時のご参考になれば幸いです。はい。
インドネシア アチェ・ウェー島に行きたくなったら。物価の目安。
旅行時期:2012年4~5月
100ルピア=約1円
100ルピア=約1円
■交通:ミニバス(港-サバン) 30000ルピア、ベチャ(サバン-イボイ) 100000ルピア/台
■食事:ナシ・チャンプル 12000ルピア、エビ焼き6000ルピア、ミージャラック 10000ルピア、
卵焼き 6000ルピア
■その他:水 5000ルピア、トイレ 1000ルピア
■宿:サバンゲストハウス 300000ルピア
■成田-バンダアチェ航空券 経由地によるが10万円前後 (参考:海外格安航空券の検索・予約 YAZIKITA)
バンダアチェに飛ぶためには日本からマレーシアのクアラルンプールに飛び、クアラルンプールからエアアジアに乗るのが最も近く、経済的です。他にはインドネシアのジャカルタからのフライトがあります。
クアラルンプール経由の場合、マレーシア航空のロス便が成田経由になったため深夜便にのれば早朝着で、エアアジアのアチェ便に乗り換えは可能。ただし、空港ターミナルが違うのでご留意アレ。
エアアジアの羽田発は深夜便があるのでターミナルを変えずに乗り換え可能です。(KIXはKULに一泊。)
ジャカルタ経由はガルーダやライオンエアなどです。(一部メダン経由)
エアアジアは直接航空会社のHPで。他はエイビーロードで金額をざっくり把握すると便利です。
旅程を立てるために参考になる本やウェブサイト
Ryan Ver Berkmoes Lonely Planet 2010-01
日本で発行されているガイドブックにはスマトラ島の情報が少なく、特にバンダアチェなどの北部の情報は全く掲載されていません。少々分厚くて持ち歩くには不便ですがガイドブックはロンプラしかない。(私は該当ページを破ってもっていく。)
2004年のスマトラ島沖地震の後、著しく治安が改善し、観光客誘致に力を入れているため、地図などは現地で手に入れた方がよいです。また、有用なウェブサイトもいくつかあります。
日本で発行されているガイドブックにはスマトラ島の情報が少なく、特にバンダアチェなどの北部の情報は全く掲載されていません。少々分厚くて持ち歩くには不便ですがガイドブックはロンプラしかない。(私は該当ページを破ってもっていく。)
2004年のスマトラ島沖地震の後、著しく治安が改善し、観光客誘致に力を入れているため、地図などは現地で手に入れた方がよいです。また、有用なウェブサイトもいくつかあります。
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Sumatra Eco-tourism|Lumba Lumba Dive Center|Pulau Weh Resort|インドネシア観光局:バンダアチェ、ウェー島|アチェツーリズム:ache.net(全て英語サイト)