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インドネシア(アチェ・ウェー島)個人旅行 2012年4~5月

一昨年末、マルク諸島のバンダ島で出会ったアメリカ人の薦めでウェー島へ。
サンゴ礁の美しさや海のダイナミックさでは圧倒的にバンダ島の方がよかったけどいろんな意味で楽しめた。

バンダアチェもウェー島もスマトラ沖地震で津波にやられてしまった地域で、サンゴ礁が津波で根こそぎ壊されたようです。 鉄骨や船を沈めて珊瑚の産卵を促したり、地元の人もいろいろ考えているようでした。
プランクトンの大量発生している時期にあたり、水は濁っていても魚は豊富。 クラゲも浮遊しており、露出部分を刺されまくった。
津波で住宅に乗り上げた船
【津波で4km内陸の住宅街に流れ着いた船。被害を忘れないため保存されている。】
バンダアチェは「ここに本当に津波が来たの?」というくらい見事に復興しています。
津波のシンボルとして残された民家の上に乗り上げた船を見にいきました。
周辺の地域は何事もなかったかのように新築の家が建ち並んでいますが、所々、パズルのピースが足りないみたいに、 再建されず空き地になって放置されいるところがあった。
どこかに移転したか、はたまたそこの住民が亡くなったのかといろいろ考えさせられた。

日本では現在、高台への移転するかどうか、いろいろと議論を呼んでおりますが、
アチェではほとんど元の場所に家を新築してあるのは驚きでもあった。
宗教や民族、仕事など日本以上にコミュニティが複雑なので、移転する選択をした村、しなかった村と、 いろいろあったのではないかと想像した。

またアチェは外国人の支援慣れで客引きなどがしつこいという話を聞いていたが、全くなくなっていた。
インドネシアの別の地域を旅する時と変わらず、政情不安で渡航自粛地域だったというのもウソのようです。

日本人旅行者はあまり来ないところですが、GWだったので中高年日本人はちらほら。 若者は西洋人ばかりです。
イボイのロングビーチにマレーシア人経営の高級リゾートができたので、駐在員のグループが休みに遊びにきたんかな~って思った。 あとの日本人は明らかにダイバーでした。

ご飯は島ではお魚が中心のスパイスの効いたスマトラ飯。
辛い物もあるけど、辛くない物もある。ウコン(ターメリック)がよく使われていました。
また、食堂でカツオの丸焼きも作ってもらいました。
カツオも鮪も刺身で食べたいところだが、せっかく豊富な漁場があるのに電気が不安定だと冷凍設備が作れません。これじゃあ、採った魚をプーケットに運ばざるを得ないよなぁ。としみじみ。

アチェやウェー島は中華系の人たちも多く住んでいるようで、珍しく生の中華麺を使った焼きそばや汁麺もあります。
今回も、毎日、美味しい物をいろいろ頂けましたよ。

スマトラ沖地震の津波後のバンダアチェの旅
渡航国:都市 インドネシア:バンダアチェ、ウェー島(プラウ・ウェー)、マレーシア:クアラルンプール
期間2012.4.28-2012.5.6
旅程 4/28 成田 - air- クアラルンプール (クアラルンプール泊)
4/29 クアラルンプール -air- バンダアチェ -boat- ウェー島 -car- サバン(サバン泊)
4/30 サバン -becha- イボイ (イボイ泊)
5/01 イボイ (イボイ泊)
5/02 イボイ (イボイ泊)
5/03 イボイ -car- バロハン港 -ferry- バンダアチェ (バンダアチェ泊)
5/04 バンダアチェ -air- クアラルンプール (クアラルンプール泊)
5/05 クアラルンプール -air-
5/06 成田
旅行形態個人旅行
航空会社 マレーシア航空:国際線 成田-クアラルンプール
タイ国際航空:国際線 クアラルンプール-成田(含むMH共同運行便)
エア・アジア:国際線 クアラルンプール-バンダアチェ
宿泊 [クアラルンプールの宿]
トレイダーズ ホテル バイ シャングリラ
→公園を挟んでツインタワーがたつ好立地のホテル。LRT駅からも近い。
 ガーデンビューの部屋に泊まると部屋からツインタワーが見られます。

[ウェー島 サバンの宿]
サバン・ゲストハウス
→港からの乗り合いミニバスで一緒になったインドネシア人の紹介で宿泊。
 清潔な部屋でエアコンもついていて快適に泊まれます。朝食付き。
 インドネシア式の作りで、マンディとシャワーはあるが洗面台がなかった。

[ウェー島 イボイの宿]
オオンズ バンガロー O'ongs banglalows
→海に張り出したバンガローの中で最もコストパフォーマンスがよい宿。
 シンプルなインドネシア式バスルーム付き。バスルーム共同だと半額。
 エアコンなどの快適な設備がないと嫌な場合は隣のイボイ・インに行くべし。

[バンダアチェの宿]
ホテルプラパット hotel prapat
→中華系がオーナーの宿。ロンプラの説明どおり、外観はチープなのですが、
 部屋は清潔で快適に宿泊出来る。(島の後だったのでなおさらそうだった。)
 タクシーの手配にテキパキと動いてくれたり、感じのよい宿でした。
旅行代理店 今回は使ってません。
両替事情

物 価
100ルピア→1円くらい。

ウェー島に渡るとサバンの町にしか銀行はないのでアチェの空港で多めに両替。
島では宿や食事が想定予算の半額で収まり、船も乗らなかったので結果的に余った。
しかし、空港から直接島に渡らず、アチェに立ち寄るつもりならアチェで両替できます。
気象状況 バンダアチェ 気温:28~38度、湿度:28~40%
ウェー島  気温:29~32度、湿度:45~60%

雨期ではなかったがスマトラ島は1年中雨が多いという話は本当で、滞在中、何度か降られた。 スコールのように一時的な降り方なのであまり問題ありませんが、折り畳み傘はあった方がよい。
晴れると尋常じゃないくらい暑くなり、しかも乾燥するので要注意です。
無理せず、茶店で休みましょう。スマトラコーヒーうまいです。(砂糖の量がすごいけど。)
敬虔なムスリムが多い地域なので、ラマダンの時に旅行するのは避けた方が無難。
この暑さで、断食はキツイと思います。日中は喫茶店も閉まってそうだし。

放射線量は日本(関東)と変わらず。
旅の持ち物 旅の基本的な持ち物は「海外旅行の持物一覧」ページに記載したものを持参。

島は停電が頻繁に起こるのでろうそくは日本から持っていった方がよい
島で買えるろうそくは質が悪く、火を付けて1時間ほどで溶けてなくなります。
停電があるので電気式の蚊取りも使えません。蚊取り線香必須
お酒は西洋飯を出すようなレストランに行けばビールは置いてありますが高いので、
飲みたい人は日本からパックのお酒を持っていくとよい。
海遊びの道具(水着、スノーケル、釣り具など)は忘れても島の売店で買えます。
イメージ
(クリックで拡大)
ウェー島 イボイの海 ウェー島 イボイの海の中 魚が沢山いる カツオの丸焼き イカンバカール