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スマトラ島沖ウェー島:アチェと島を結ぶ2種類の船。

クエ・カチャン・ヒジャウ
【クエ・カチャン・ヒジャウ 緑豆餡いりのパイ サバンの名産品】
サバンで1泊、イボイで3泊した後、ウェー島からアチェに戻ることにした。
ウェー島とアチェの航路を結ぶのはスローフェリーとファーストボートの2種類の船。
ファーストボートは人間と荷物のみを運ぶ小型船で、対するスローフェリーは車やバイクなども積載出来る
いわゆるカーフェリーである。
いずれもエコノミー、ビジネス、エグゼクティブという3クラスの座席設定があり、イスの形状やエアコンの有無など
料金によって乗り心地が多少変わります。

ちなみにファーストボートのエコノミーは船室内に細長いベンチのようなイスが並べられた簡素な作りですが、
スローボートのエグゼクティブよりも乗船料は高いです。
どちらの船もエグゼクティブクラスは船先頭の眺めの良いところにある上、エアコンがガンガン効いています。
当然ながらエコノミーはエアコンなどありません。
しかし、船酔い体質の私の場合、エアコンが効いた密室に入ると絶対に気分が悪くなるので、エコノミーで正解。
窓を開けて、潮風をうけながらだと、なんとか船酔いせずにいられるのです。

ファーストボートは、エグゼクティブは船の前部にあるエアコン入りの部屋で、ビジネスは船底。
エコノミーは2階部分でした。
ビジネスとエグゼクティブクラスのみは、往復切符を買うと20000ルピア割引があります。

スピードボートに抜かれるフェリー
追い上げてきたファーストボート。
あっという間に追い抜かれます。
2012年5月は、スローフェリーもファーストボートも出航時間が同じで、
早朝にウェー島を出発してアチェに付き、アチェからの戻りは夕方でした。

 往路:ウェー島出発が8時、アチェ到着が9時~9時半。
 帰路:アチェ出発が16時、ウェー島到着が17時~17時半。

ただし、スローフェリーは地元の人の生活物資の運搬などにも使われるため、
週に3日、1日に2往復します。
(参考:ウレレ港(アチェ)-バロハン港(ウェー)船のスケジュール等

ウェー島に行く時は日暮れ前に宿探しを終えたかったため、高くても早い
ファーストボートに乗りましたが、帰路はスローフェリーにしました。
アチェに一泊するつもりだったし、特に急いでないからです。

クエ・カチャン・ヒジャウ ag サバン サバンの緑豆餡パイ 詰め合わせ
サバン名物を船で食べる。
カーフェリーとしては小型ですが、乗船客がそれほど多くなかったので、
座席数にも余裕がありました。混んでなければ数席使って寝ることもできる。
デッキも広く、船内を自由に歩き回れるのも魅力的。
スピードボートは狭い上に座席も取り合いになります。

料金はスローフェリーのエコノミーが19000ルピアに対し、ファーストボートが55000ルピアです。
また、スローフェリーは子供料金の設定もあるため、家族連れは嬉しいかもしれません。
ちなみにどちらの船に乗っても、アチェの港に到着後、そのままタクシーで空港に行けば
その日のエアアジアのクアラルンプール行きに乗り継ぐことができます。
さらに深夜便のクアラルンプールから日本のフライトにも繋げられるかも?
(天候不順などでスケジュール変更の可能性もあるので強行軍はあまりオススメしませんが。)

個人的にはバンダアチェの町の観光も含めることをオススメします。
東日本大震災を経験した今、スマトラ沖地震と津波から復興したアチェの姿は思うところがありました。
次ページでは少しだけアチェの報告です。


ウェー島名物の緑豆あんこ

ロティ・カチャン・ヒジャウ 緑豆あんパン
サバンの港の前にずらりと並んだ売店で売っているサバン名物クエ・カチャン・ヒジャウ(緑豆餡パイ)です。あのもやしの原料になる緑豆を煮てあんこにした物を小麦生地でクルンで焼いてある。 西洋のパイのように生地にバターを練り込んでないので少しぽそぽそしてます。
ウェー島に遊びに来たインドネシア人が土産に買い込んでいて、おばちゃんたちは一人2ダースくらい抱えていました。 家族も多いだろうし、親戚も近くに住んでそうだからあの量になるのかも。 滞在中に買い食いしたパンも緑豆餡入りのあんパンでした。スマトラコーヒーによく合います。
プレーン、パンダン、コーヒーなどフレーバーもいろいろあり。(私が買ったのはプレーンです。)

クエ・カチャン・ヒジャウ ag サバン サバンの緑豆餡パイ の箱 クエ・カチャン・ヒジャウ ag サバン サバンの緑豆餡パイ コピ・グラ スマトラコーヒー

スローフェリーの写真など

スローボートの乗船口
スローフェリーの船内の写真です。日本だと瀬戸内海辺りをうろうろしている船がこのくらいの大きさかな? 車が3台横に並ぶくらいの幅です。
日本の場合、バイクは船体の側面に固定出来る台数しか載せてもらえないのですが、 インドネシアの場合、バイクの需要の方が多いので、それこそ隙間という隙間にバイクが詰め込まれていた。 もし大波とかに襲われたらバイク横倒しになって車が傷ついたり、バイクが壊れたりしそうです。
車も車止めとかちゃんとしてたんだろうか?
島とアチェの間だけしか走らないし、荒れたら欠航するだろうし、そのあたりは問題ないのかもしれませんが。
スローフェリーにトラックが乗り込む スローフェリーの車が入るところ 船のデッキでくつろぐ男たち

インドネシア アチェ・ウェー島に行きたくなったら。物価の目安。

旅行時期:2012年4~5月
100ルピア=約1円

■交通:乗り合いタクシー イボイ-バロハン港 50000ルピア/人、
     スローフェリー(カーフェリー)エコノミー 19000ルピア/人、ラビラビ 港-街 6000ルピア
■その他:クエ・カチャン・ヒジャウ [サバン風緑豆餡パイ] 13000ルピア
■宿:オオンズゲストハウス 100000ルピア(ビーチフロントバンガロー バストイレ付き)

■成田-バンダアチェ航空券 経由地によるが10万円前後 (参考:海外格安航空券の検索・予約 YAZIKITA)

バンダアチェに飛ぶためには日本からマレーシアのクアラルンプールに飛び、クアラルンプールからエアアジアに乗るのが最も近く、経済的です。他にはインドネシアのジャカルタからのフライトがあります。
クアラルンプール経由の場合、マレーシア航空のロス便が成田経由になったため深夜便にのれば早朝着で、エアアジアのアチェ便に乗り換えは可能。ただし、空港ターミナルが違うのでご留意アレ。
エアアジアの羽田発は深夜便があるのでターミナルを変えずに乗り換え可能です。(KIXはKULに一泊。)
ジャカルタ経由はガルーダやライオンエアなどです。(一部メダン経由)

エアアジアは直接航空会社のHPで。他はエイビーロードで金額をざっくり把握すると便利です。


旅程を立てるために参考になる本やウェブサイト
Sumatra Eco-tourismLumba Lumba Dive CenterPulau Weh Resort
インドネシア観光局:バンダアチェウェー島|アチェツーリズム:ache.net(全て英語サイト)