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移民の宴 高野秀行


「副題:日本に移り住んだ外国人の不思議な食生活」の通りの企画本。
食生活より日本に移り住んだことにまつわる取材者の人生紹介の方が詳しいかも。

この本のレビュー

副題の通り、日本に移り住んだ外国人が日本で何を食べているのかを取材した本。
食べ物を軸にして取材対象者が日本に来た経緯や彼らの人生にまで突っ込んでいるが、
中華系や韓国系のことは割と話題になるから知っていたりするが、
成田にタイの寺院があったりすることなど、そして、タイ人の信仰心など
知らなかったことからスタートしたので、興味深く読んだ。

日本に住んでいる外国人は増えたし、私も同じマンション内に複数の家族がいるが、
しょっちゅう外国に旅行に行く割には彼らとの交流は皆無で、どちらかというと
煙たい存在に感じている。
(ゴミ出しのルールを守らなかったり、その辺にゴミを捨てたり、いろいろある。)

一方で、もしかしたら話してみたらきちんとした人だったりするのかもなぁと
ちょっと自分の身に置き換えて考えたりもした。

ただちょっと中華学校の弁当あたりから食文化としての紹介が面白くなくなり、飽きました。
そして、本に出てくる外国人がやたらに「日本料理は簡単」とか「寿司はどこで食べても同じ味」とか言ってるのがいらつきました。スーパーの寿司と、職人が握った寿司が同じ味に感じるのであれば、和食の味わかってないですねぇと突っ込みたくなる。(外国の寿司レストランで働いている中国人とかもよくゆってる台詞だけど。)

それとこの本をよんで、イランには一度は行ってみたいけど、行ってみたくなくなった。
イランはどうも外食するとご飯が美味しくないらしいので、つまり旅行者は美味しい物にありつけないということになるようで。

東日本大震災で被災したフィリピン人やネパール人も出てくるので、
地震の時外国人がどのような状況だったかについても少しだけ知ることができます。

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