東京の台所 北京の台所 ウー・ウェン
料理研究家のウー・ウェンさんの書いた東京と北京の食の比較エッセイ。
中国の食文化や東京で感じたカルチャーショックなどが書かれています。
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この本のレビュー
東京在住の料理研究家ウー・ウェンさんが中国での生活や東京の生活を「食」というテーマでくくってまとめたエッセイ。
北京で過ごした子供時代のご飯のことや様変わりした現在の北京の食生活。
さらに日本で「え?」と驚いた食習慣などを綴っています。
例えば彼女の育った北京では魚といえばスープ煮にして食べるのが普通だそうです。
日本人の旦那さんに「魚の煮付け」を作って欲しいと頼まれて、作ったのがスープ煮で、
日本では砂糖と醤油で甘辛く煮付けるとしって驚いたとか。
勿論、広い中国ですから他の地方では甘辛い煮付けはあるのだけれども、
北京アタリではそういう食べ方をしないそうです。
子供の頃に学校でノリが必要だと小麦粉で作ったノリを作ってもらったそうですが、
日本ではノリといえばご飯粒でつくるよなぁと。へぇ~って感じです。
(勿論、今時の子供はそんなこと知らないと思いますが。)
キュウリを輪切りにするという習慣はないそうで、そう言えばみたことないかも。
中国旅行でなんでだろう?と思った疑問が晴れたり、逆に知らなかった違が面白い。
平易な日本語で丁寧に書かれているので読みやすい本です。
時々、そのエピソードにまつわる中華料理のレシピも掲載されています。
料理好き、中国に興味がある人には楽しめる本です。
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