「雪の花」が舞い散る。中国東北地方の初夏の風情。
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家の片隅に降り積もったか綿ぼこりの様で、しかもそれを外で見たことに驚いていたのですが、なんと植物の種だったんです。タンポポの綿毛のような白いわたぼうしが風に舞ってふわり、ふわりと町中を漂っていたのでした。初夏の中国東北地方の風物詩みたいです。
そういえば、ほこりだったらもうちょっと灰色かも。
町中にわたぼうしを放出している正体はこちらです。
こちらは柳の一種のようです。日本の柳とは見た目がだいぶ違います。
この木が長春、ハルビン、大連で街路樹として植えられていました。
ただ大連は街中には少なく、車で郊外に出たところでやっと見かけました。
長春、ハルビンは、この木が植わっていないところでも
ふわふわと綿帽子が舞っています。
その姿がまるで雪が舞っているかのような感じなのですが、
残念ながらカメラではうまく映すことができませんでした。
(レンズにごみがついてしまったかのような映像になる。動画なら捕らえられたかも。)
まだ宙に舞う前の柳の実をアップにしたのがこの写真です。
木の実がはじけて綿帽子が顔を出し始めています。
この日は風の強い日だったので、綿帽子が飛び出す前に
枝ごと落ちているのを拾うことができました。
もっとたくさん実がぎゅっと詰まっていたら
綿花の様に繊維としてとることができそうな感じです。
わたぼうしです。 これがふわふわと町中で飛んでいます。
下手すると口の中にぱくっとはいってしまうのでご用心。
綿なので変にのどにひっかかって気持ちが悪いです。
アレルギーとかあったら大変だなぁと思います。
ふわふわと風に乗って飛びまくっている綿毛ですが、
アスファルトの隙間や木の陰などにおちてこんな様子で降り積もります。
綿毛のベッドみたいですね。
降り積もった綿毛をかき集めてみました。
これで布とか織れそうだとゆったら、綿花なんかに比べて効率悪いと言われました。
ま、確かに木に実がなっている密度はあまり濃く?ありません。
はい。こちら。東北地方のビールです。その名も「雪花」。
つまりこのふわふわの物体の名前がついているのでありましょう。
中国の東北地方は冬はマイナス30度くらいまで気温が下がります。
そのせいなのかなんなのか、柳の木も種の保存のためにか
一生懸命に遠くへ種を飛ばして繁殖しようと頑張っているのですかね。
このトンで行った種から一体いくつが発芽して木になるのでしょうか?
こっそり持ち帰って植えてみたい気分です。
よーくみるとふわふわの綿毛の中に種らしき粒があるんですよ。
※当然、植物検疫で止められると思います。はい。
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