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ホーム > ドキュメンタリー > 金正日の料理人 藤本健二

金正日の料理人 藤本健二


スシ職人として北朝鮮に渡った後、故金将軍の専属料理人だった著者。
知られざる北朝鮮と権力者の真の姿を綴った一冊。

この本のレビュー

数十年前に月給50万円という破格の給与に釣られ北朝鮮に渡った寿司職人が、
後に国の最高権力者となる故金正日と出会い、専属料理人へとなった経歴と、
日本に帰国するまでの経緯を綴ったドキュメンタリー。
日本人にとって北朝鮮とは国交がないため、メディアも憶測を交えたセンセーショナルな
報道をしがちだが、一個人としての金正日がどんな人だったのかが見て取れる。

この人の著書はこの本の続編の核と女を愛した将軍様も読んでみたが、話の流れは似たり寄ったり。
だが1冊目の方がより軽い感じで書かれていて、著者の味わった苦悩や葛藤は、
より2冊目の方がわかりやすく描写されています。

北朝鮮にとって最高権力者の生活や人となりなどがここまで明らかにされると
とても不都合なのだと思いますが、逆に日本にも北朝鮮の工作員がいる以上、
己の身を守って日本で生活していく以上、逆に日本でテレビ出演をしたり、
本を書いたりして、自分の存在を知らしめておかないと危険だったのでは?とも思う。

もし、この人が日本で殺害された場合、日本やアメリカなど国際社会が
大きく取り上げざるを得なくなるからだ。

しかし、日本にもなんの罪もない普通の朝鮮人が生活していたりもしますし、
かといって拉致問題があったりとか対国家となると問題になることも多く、
なかなか難しい問題だよなぁと思います。
高校無償化についてはそもそもなんのためにやった政策なのかも曖昧なので、
いっそのこと日本の学校もすべて無償化などやめればいいと思う。

北朝鮮に関しては、多くの人が最高権力者も交代したことだし、平和的に解決に向かって
いかないかなぁという希望的観測なんでしょうけども、
このところ、毎日北朝鮮関係の報道がない日はないですね。

そういえば前にグアテマラであった韓国人のことを誰かに「コリアン」と紹介したら、
本人は「サウスコリアン」と訂正していました。
先日の新聞には韓国が「報復の日」制定とか載っていたし、ひと頃、祖国統一で盛り上がっていたのがウソのようですね。

実はこの著者は日本に帰ってきてから初めて日本人が拉致されていたことなどを知ったそうで、
そのことは核と女を愛した将軍様の方に書かれています。
今後はどんな世の中になるのだろうか。いろいろ考えさせられました。


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