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ラオス山の村に図書館ができた [ 安井清子 ]


ラオスの山奥に住むモン族の村に図書館を作った日本人女性の著書。
図書館を作った苦労や経緯より、モン族の村の暮らしぶりの雰囲気が伝わる。

この本のレビュー

ラオスの山奥に図書館を作った日本人女性が図書館作りの経緯を綴った本。
ただし図書館を作った苦労話というより、どちらかというとモン族の村の人たちとの
暮らしぶりやモン族の風俗を交えながらの日記という感じで、
(まあ毎日のことを書いてはいないので日記ではないのですが)
面白いような面白くないようなちょっとパンチが足りない本だった。

例えば図書館を運営するに辺り、図書館員の人に給料を払っているようなのですが、
その給料や図書館の維持費は誰が出しているのだ?とか運営の中身のことなどが
気になるのだけど、そういうことはあまり触れてなくて、
村の人たちとの関わりとか、お世話になったおうちの細かい事情などに
ページが割かれていたりして、どっちつかずな内容だなぁと。

そもそも図書館というのがモン族の人たちにとって必要な物だったのか、
よくわからないですね。だいぶ日本とは生活風習が違うようなので。

亡くなった日本人男性のお母様が図書館に関連する仕事をされていて、
息子の好きだったその村に図書館を作りたいと思ったのはわかるのですが、
村の結論として「図書館を作るのを了承した」のもわかるのですが、
それが、是非作ってくれ!というスタンスではないような雰囲気だったので。
結果的に図書館を利用する子供達が沢山いるからOKなのか?と。

どういう経緯で図書館を作ることにして、どういう風に建築し、
どうやって運営しているかを順番に書いてあります。

その中に逐次思い入れのある村人とのエピソードが入ってくるのだけど、
それが図書館のことに関係あるかといえばそうでもないこともあるし。
まあ、プロの文筆家ではないので仕方ないのかなと思いながら読みました。

ただ私も1年ほど前にタイの山奥の少数民族の村にホームステイしたことがあるので、
都会の人たちと少数民族の人たちとの暮らしぶりの格差は想像できます。
想像できたからなんとか完読できたかな。

ラオスの少数民族の暮らしなどに興味がある方は読んでみると雰囲気がわかります。

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