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KFC移転?マタラムの待合せ場所消滅。携帯のある時代で助かった。

ロンボク島のアンペナン空港内にあったKFCの看板
【ロンボク島アンペナン空港内のKFCの看板。悪い予感がして写真に撮っていた】
ロンボク島のどまんなか、リンジャニ山の麓の山村テテバトゥに2泊しマタラムに戻ってきた。
マタラム周辺はロンボク島内でただ一つ「街」と呼ばれるエリアで、ロンボク巡りの発着地だ。
東のはずれにあるバスターミナルで降りると、暇そうに待機していたベモやオジェのドライバーから
「レンバル?!」「スンギギ?!」などと声がかかる。

実はこの日の宿泊先を予約する時、マタラムでのピックアップを頼んであった。
ピックアップ時間は午後二時だ。
予約時点でその前の旅程が決まってなかったため、考えた末にマタラムのランドマークを
待ち合わせ場所を指定することにした。

町中にあるホテルは小さな物ばかりで、宿泊客でもないのにロビーで待つのは憚られる。
「観光地の前は客引きに絡まれる。ショッピングセンターは広すぎ。やっぱカフェかレストランあたり?」

3つのガイドブックを比べ、目に付いたのがケンタッキー。ここならお茶を飲みながら待てる。
念のためKFCインドネシアのホームページで住所を確認するとロンボクのケンタッキーの所在地は
Pejanggik通りとマタラム・モール(大型ショッピングセンター)の2軒になっており、情報も間違ってなさそう。

「午後2時にマタラムのPejanggik通りにあるケンタッキーに向かえに来てください。」
「OK!じゃあ、○日の午後2時にケンタッキーで。ドライバーに伝えます。」

午後2時。マタラムの目抜き通りにあるケンタッキー(KFC)に迎えに来て貰うことで合意した。


空港内にあったKFCの看板:通り名だけアップ
空港内にあったKFCの看板。
「通り名が違う!」と気づいた。
・・・移転してました。
約束まで時間はたっぷりあったので、寺院見学や両替を済ませた。
島の宿は現金払いなので、充分なルピアを作っておく必要があったのだ。

銀行はメル寺院と同じくマタラムの目抜き通りPejanggik通り沿いにある。
送迎車との待ち合わせのKFCは寺院と銀行の間にあるので都合も良かった。
Pejanggik通りを西に一直線。200mも歩けば右手(北側)にKFCがあるハズ・・・。
あれ?看板が出てこないんだけど・・・。

辺りのビルの中には大規模な工事をしているものもあったし、単に気づかなかっただけ?
そもそも歩き方の図示が間違っているかも。もうちょっと歩いたら出てくるのだ。
だって、地元の人に「Pejanggik通りのKFC」とゆったら、OKって返事きたもん。

自分の心に言い聞かせながら、歩き続けるが、まだKFCの看板はない。
そしてそのうちに目的の銀行が現れた。銀行の隣にはメルパチ航空のオフィスが・・・。
KFC以外の施設はバッチリと地図どおりに存在した。

もう心の中は真っ青である。うわーー、どうなってんのこれ?!
銀行で両替をすませ、元来た道を引き返してみても、やっぱりKFCなどどこにもない。

「あの~、この通りにKFCありますよね!?地図だとこの場所なんだけど!」
改装中のビルを指差し、たまたまそこにいた警官を捕まえ、道を尋ねてみた。

「KFCに行きたいの?この先のマタラムモールにあるよ!」

「いや、違うんですよ。Pejanggik通りのKFCで待ち合わせしてるの!ここにないの?KFC?」

ここはインドネシア。大荷物を背負って通りをうろつく東アジア人は目立つ。
先ほどからKFCの看板を探しながらキョロキョロと辺りを見回していたため、バチバチと何度も目が合い、
そのたびににっこりとスマイルをくれる親父がいたのだが、私が警官にすがる姿を見て、すかさず飛んできた。

「一体、どうしたの?」

「あ、あの。ここにKFCはないですか?ドライバーと待ち合わせしてるんだけど。」

「え?ここにあったKFCは2年前になくなったよ。」

二年前!?ガイドブックの取材が古いのはわかってるけど、だからこそKFCインドネシアのHPで確認したのに・・・。
だからこそ、宿にしつこく確認したのに・・・。
待ち合わせ場所、どこかのホテルの前にしときゃよかった。

しかし、事情を知ったおじさんが素早く 「今、おまえんとこの客がロンボク・プラザホテルの前で待ってるぞ!」と 電話をかけてくれたおかげで、2時を待たずにドライバーがやってきた。

「俺は2時に空港に迎えに行けと言われたんだ。だから昼飯もくっとらん!」とか ブツブツゆっておられたが、こっちだって食べてないんだよ。だってKFCがぁ・・・。

ちなみに、迎えの車が呼び出されたロンボクプラザホテルとは、 中国人旅行者向けに新しく作っていた中級ホテルで、このとき、中国の旅行関係者向けにプレオープンをしていた。
助けてくれたおじさんは、このホテルのマネージャーだったのだ。

つまり、ちょうど大事なゲストがやってくる時間だったため、フロント従業員総出で待機していたのである。

まさかバックパックを背負った小汚い私を旅行業者と勘違いして声をかけたワケはないだろうが。
地図を広げてキョロキョロと何かを探している姿が妙に目立って気になっていたのだと思う。
(そして、顔立ちも中国人と同じだし、こっちをニコニコみているはずだわ。)

ロンボクプラザのマネージャーが島のリゾートに、島のリゾートの従業員がオーナーに、
そしてオーナーが「今すぐ迎えにいけ!」とドライバーに電話してしまったようで、
2時だった約束の時間が、前倒しされてしまったのであった。
すいませんね。お昼食べる時間なくなって・・・。

まー、とにかく、次回からはこういう待ち合わせはどこかのホテルを指定します。
まさか世界的チェーンでも2年前の情報を更新してないとは思いもしなかったです。

マタラム観光写真:ロンボクヒンドゥ総本山 メル寺院

メル寺院
マタラムの東のはずれにあるヒンドゥ寺院。水の宮殿の向かいにある。
入口で寺院へのドネーションを渡すと入口の鍵を開けてくれるのだが、 鍵を開けてくれるだけでなく、管理人の男性が案内まで始めてしまった。
案の定、終わったらチップを求められ、しかも少ないからもっとくれと言われ、ちょっとがっかり。 しかもだしたお金以外に細かいお金を持ってなかったので、「両替する」とまで言われるのも困ってしまった。
管理人の男性はすり切れたTシャツを着ていたので気がとがめた。 外国の寺院の参拝は結構こういう葛藤がある。

メル寺院の仏塔 地面に書いて寺院の解説 寺院の入り口から見える仏塔 石組みの上に乗った柱

インドネシア ロンボク島に行きたくなったら。物価の目安にどうぞ。

旅行時期:2011年4月~5月
100インドネシアルピア=約1円

■観光:サリ寺院 寄進 5000ルピア/人、チップ 5000ルピア/人

■成田-ジャカルタ航空券 直行便で60,000円前後~。(参考:海外格安航空券の検索・予約 YAZIKITA)
■ジャカルタ-ロンボク 9000円くらい~。
 バリ経由なら便数も多いので、日本-デンパサール-ロンボクの方が便利かも。

私はエイビーロードで金額をざっくり把握、アタリをを付け、個別の代理店に問い合わせます。