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ロンボク島スコトン半島沖の小島:ギリ・アサハンの休日

引き潮の時のギリ・アサハンの海岸
【ギリ・アサハンの海岸。南部の村周辺が特に綺麗です。】
マタラムから西南に向かってひたすら車で走ること1時間半。スコトン半島の突端近くの海岸にたどり着いた。
辺りには民家の一軒もなく、灰色の砂浜が続く静かな海岸が広がるだけ。
確かにこれではここが船の発着所だとは、知ってなければ見つけられない場所だ。
目の前に広がる海の向こうには、いくつもの島が互い違いに並ぶ。
ロンボク島の旅行代理店主催の西南部ギリツアーではこの辺りの島をまわるようです。

しばらく海岸で待っていると、島の向こうから1艘のボートが近寄ってくるのが目に入った。
インドネシアの港でしばしば見かける両翼船。これが我々の迎えの船だった。

乗船してから5分ほど。ギリ・アサハンの東海岸の浜に接岸すると、目の前の広い敷地に
コテージが数棟ポツーンと並んでいた。ここが今晩泊まるパールビーチリゾートである。
全てオーシャンビューの4棟のコテージと、レストラン棟、管理棟、倉庫、発電棟というこじんまりとした作りで、
満室になったとしても宿泊客は8人という、なんとも贅沢な空間。
到着時にいた宿泊客は1組の欧米人カップルのみで、彼らが去った後も1組しか客が来ず、
滞在中は4棟のうち、常に2棟が空室だった。(今は閑散期。クリスマス休暇中は満室だと思います。)

パールビーチリゾートの前の砂浜。
リゾートの周辺の砂浜。引き潮の時。
さて、先に「ギリ」はロンボクの言葉で「小島」を指すと言ったが、
実際のギリ・アサハンはどんな島か。ぐるっと歩いてみました。

まず、島の東部。こちらには宿泊したパールビーチリゾートがある。
このコテージの敷地から北に数分あるいたところに人気のない屋敷があり、
恐らく誰かがビーチビューの別荘をたてていたんだと思われる。
その先は引き潮の時は海岸が現れ何とか歩けるが、基本的には断崖。
この辺りの海は目の前がサンゴ礁で、一帯がシュノーケリングポイントだ。

コテージの南側、島東南部側は廃墟と化した集落の跡がある。
どこかの業者が真珠の養殖業の拠点にしていたと見られ、周囲には養殖の道具が散らばっています。

島東南部から南部にかけては穏やかな白い砂浜がずっと続きます。
突然水深も深くなり波も穏やかなため船の係留にももってこい。だから集落はこの辺りにあります。

島の西部や北部には牛や山羊が放牧されていたり、畑があったりで、人の気配がなく道もとぎれます。
引き潮の時間になると、西海岸、東海岸では女性や子供が潮干狩りをしていたので、
もしかしたら西部もサンゴ礁があったのかもしれません。(散歩しただけで海に入ってないのでわかりません。)

ギリ・アサハン南部の村にあるロスメン
島の南部の村にあった民宿。
ところで、この島の南部にある集落バツ・プティ村の外れにカメを飼育している水槽を見つけた。
そのすぐ脇の敷地には、藁葺き屋根に蚊帳で仕切られた小屋が並んでおり、
よく見るともじゃもじゃっとしたウェーブヘアにだらりとしたパンタロン姿で
敷地内をのっそりとあるく西洋人は明らかに長期旅行のバックパッカー風。
カメはLOVE&PIEACEで、海に放すのだ。西洋人が好きそうだなぁと。

ええとね。各宿泊棟の広さはキャンプで使う2~3人用のテントくらい。
高床式で、ドアはなく、蚊帳で蚊の浸入を防いでいるので鍵などかかりません。
敷地の真ん中の大きな小屋が食堂や売店、フロントを兼ねていると思われます。
シャワー、トイレは共同でしょう。勿論。(そして、塩水だと思う。)
自前のテントを敷地に張って宿泊している人もおられました。

ギリ・アサハン南部の村にあるロスメン
カメが飼育されていた水槽。
村の前を歩いていた時、雑貨を売るお店を見かけなかったんだけど、
ここで必要最低限の物は買えるのかも。食事も頼めば作ってもらえたかなぁ?

しかし、なんつーかこのロスメンの存在には意表を突かれました。
どんなに英語のクチコミを探しても引っかかって来なかったから。宿泊施設はパールビーチだけだと思ってた。
ロンボク北西部のギリ3島がメジャーになって観光客が押し寄せるようになったので、
騒々しいのが嫌なヒッピーたちが逃げ出したのかも。

そういえば誰かに「日本人はなんでギリ・トラワガンにばかり行くの?」って聞かれたけど、
若者のバックパッカーが減った今、日本人旅行者はそれなりの設備が整っているところを選ぶんでしょうかね。
(トラワガン行ったことないんでわかりませんけども。)
恐らくスコトン半島の先の村、ラブハンポー辺りから船で来てるんだろうと思われますが、
興味と時間がある方は探してみてください。

パールビーチリゾート Pearl beach resort  570000ルピア

Gili Asahan Sekotong Lombok (予約はスンギギ)
パールビーチリゾートの部屋
パールビーチリゾートのバーカウンター
2010年4月オープンのブティックコテージ。ベッドの頭の部分がバーカウンターと兼用になっていたり、洗面台が遠くて顔が洗いにくかったりして、体の大きな欧米人のカップルを想定して作ったとみられる。 宿泊棟の電気は夜間のみでエアコンはありません。シャワーは多少塩混じり。(海水ではないです。)
潮が引くと宿の目の前に真っ白なビーチが現れますが、それと同時に村の牛や山羊が横断するし、 ツバメ、スズメなどの野鳥や鶏なども毎日やってくるし、動物ワンダーランドなのどかな雰囲気。
海はリゾートの前から北にかけてサンゴ礁。潮の流れも弱く泳ぎが苦手でも楽にシュノーケリングができます。
アイランドホッピングツアー(240000ルピア/人)やダイビングの手配も可能。
食事はインドネシア飯か西洋飯。アラカルトメニューじゃないのは食いしん坊アジア人には残念でした。
ちなみに私、日本人初の宿泊者だったそうです。
バスルームコテージの外観ギリ・アサハン パールビーチリゾートを丘から望む
【左から、外にあるバスルーム、外観、丘から望んだリゾート。広い敷地の海側にちょこんと4棟宿泊棟がある。】


ギリ・アサハン写真館

ギリ・アサハンのシュノーケリング 水中写真いろいろ [クリックで拡大します]

ギリアサハンシュノーケリング写真1
ギリ・アサハン シュノーケリング 水中写真3
ギリ・アサハンの東海岸(と恐らく西海岸も)にサンゴ礁が広がる。
2011年は雨期がなかなか終わらず遅くて5月に入ってもまだ雨が降った。 だからかわかりませんが、海水が結構濁っていて、プランクトンちゃんに ちくちくと体を指されました。こいつらはラッシュガードでは防げない。

半年前に行ったバンダ島の様に巨大なバラクーダとかナポレオンフィッシュとかには会えませんでしたが、 巨大なイカがサンゴ礁に産卵しているような光景をみられておお!って感じでした。
(巨大ってゆっても全長50cmくらいですかねぇ。)
ちょうど日本からジャカルタのガルーダの中で宇宙戦艦ヤマトの実写版の 映画を見てきたばかりだったので、「ガミラス」と名付けた。

サンゴ礁から外れると、ウミウシとかウニとか魚ではない海中生物が 砂浜や死んだ珊瑚に擬態していた。そんな感じの海でした。
小さい魚もそれなりにいたけど写真は省略です。

巨大イカの産卵 インドネシアの海ギリ・アサハン シュノーケリング 水中写真2ギリ・アサハン シュノーケリング 水中写真4ギリ・アサハン シュノーケリング 水中写真5

ギリ・アサハンの南部にあるバトゥプティ村周辺の様子

バトゥプティ村沖に浮かぶ養殖棚
ギリアサハンの南側はロンボク本島に挟まれているからか海流も緩く穏やかで、岸辺から割とすぐに水深が深くなります。その為沖にはドラム缶を利用した真珠の養殖場がぷかぷか浮いています。
船が沢山停泊しているので漁師さんもいたかもしれません。
島の南東部には廃業した業者が住んでいたと思われる建物や作業場が残っており寂れている。 置き去りにされたドラム缶やアミの一部はが海に沈んでいてそこに珊瑚が育ってしまっている。 鉄だからダイジョブなのかな?

ギリ・アサハン南部の海岸。引き潮で船が打ち上げられている。寂れて廃墟になっていた村の一部海に沈んだドラム缶に産後が育つ海に沈んだドラム缶に産後が育つ2

動物ワンダーランドな感じの島だった

リゾートに入り込んでいる周辺の村の子牛
基本的に村の人たちが飼っている牛や山羊、鶏は放し飼い。一応リゾートの敷地は柵で囲ってあるのだが、 一部が壊れていたり、潮が引いて浜が現れた隙に渡ってきたりで、動物であふれています。
時々スタッフが追い払っていたが、たぶん、糞をするからだろうなぁ。
ぽりぽりとおやつに食べていたせんべいを鶏3兄弟にあげたら、それからその3匹は毎朝我がコテージの前で待機するようになった。
え~!Σ(゚□゚(゚□゚*) 鶏頭なんて言ってごめん。

毎日餌をあさりに来る猫餌付けしてしまった鶏の雛引き潮に合わせて島を渡り歩く山羊悠々と草をはむ牛

ギリ・アサハンのやどご飯

ビーフカレー
宿のご飯は時間前になると食堂棟の黒板にメニューが書かれます。
でも選べるのは朝食だけで、基本的にひる、夜は1品のみです。
元々住民も少ない島ですし、目の前が海なんだけど魚は一度も出なかった。基本的に肉でした。
初日は西洋飯でガーリックチキン。二日目は牛肉のサテ。三日目は牛肉のカレー煮込みです。 これにピーサンコロックなどのデザートが付いたりします。朝はミーゴレンかパン類。昼は食べなかったのでよくわかりません。魚が食べれないのは残念だったけど、美味しかったですよ。

ガーリックチキンミーゴレンサテ・サピとサテ・アヤム

インドネシア ロンボク島に行きたくなったら。物価の目安にどうぞ。

旅行時期:2011年4月~5月
100インドネシアルピア=約1円

■チャーター車:マタラム-島送迎 280000ルピア/片道
■宿泊:パールビーチリゾート 570000ルピア/泊(朝食込、飲み水も無料)
■食事:1日目:ガーリックチキン、フライドポテト、ココナッツパンケーキ 55000ルピア、
     2日目:サテサピ、サテアヤム、ナシプティ、サユールゴレン、ピーサンコロック 55000ルピア
     3日目:カリ・サピ、ナシプティ、ナナスゴレン(パインの天ぷら)、ビール(大瓶) 35000ルピア/本
■その他:シュノーケリング 240000ルピア/人、ダイビング 未確認(本土から船が来る。安くない。)

■成田-ジャカルタ航空券 直行便で60,000円前後~。(参考:海外格安航空券の検索・予約 YAZIKITA)
■ジャカルタ-ロンボク 9000円くらい~。
 バリ経由なら便数も多いので、日本-デンパサール-ロンボクの方が便利かも。

私はエイビーロードで金額をざっくり把握、アタリをを付け、個別の代理店に問い合わせます。