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コルカタ空港は客引きもマイルド。空港から町まであっさり行けます。

にぎやかで疲れるインディアンエアラインは、無事カルカッタ(コルカタ)にたどり着いた。
インドの玄関口の一つであるデリーのインディラガンディー国際空港は、うさんくささが飛び抜けている。
デリーにはやたらとうさんくさい旅行代理店が多いため、親切にバスの案内をするふりをして自分の車に連れ込んだり、
タクシーにちゃんと乗っても目的地に連れて行ってくれなかったり(これが一番困る)、とにかく一筋縄ではいかないのが定説。
インドの空港はどこでもこうだと身構えたチェンナイの空港では、客引きゼロでびっくりしたのが記憶に新しい。
カルカッタは南インドと違って外国人旅行者多いしやっぱり少し警戒していたのだが、考え過ぎだった。

空港ではまずはインディアンエアラインのオフィスを探し、リコンファームを済ませることにした。
近くにいた男に「国内線のターミナルにある」と教えてもらったのだが、男は頼んでもいないのにオフィスまで案内してくれ、 手続きを待っている間にインドではおきまりの質問を浴びせかけて来た。

ダムダム空港付近の列車高架工事
【空港付近の列車高架工事】
「マダーム。アナタは何人ですか?」「日本で何の仕事してる?」「家族は何人ですか?」

「日本人」「事務」「6人」って本気で答えることもないんですが、嘘を言うほどでもないどうでもいい質問の数々。
そして、5分ほど話したところで最後に言われたのがこのせりふ。

「ところで、町までタクシー使う?」

「いや、バスと地下鉄使おうと思ってるけど・・・」

ダムダム空港付近の列車高架工事(駅)
【駅を建設中】
「あ、そう。わかった。じゃーね。ジャパニ~」

そういうと男は駐車場の方に向かって歩き出した。
駐車場の前方にはずらーーっと客待ちのタクシーが並んでいて・・・って、アナタ、タクシードライバーかいっ
「なんだ、タクシー使わないのかぁ~」って、にこにこ笑顔で去っていきましたけど、こんなあっさりしたドライバーって東南アジアでも見たことないんですけど・・・。 客引きされるのを望んでいたわけではないが、マジで拍子抜けした。


ダムダム駅地上の近郊列車駅
【ダムダム駅(地上駅)】
ところでカルカッタにはインドで初めて走り始めた地下鉄がある。
開通区間はカルカッタ市内からダムダム駅までで、渋滞にはまらず市内に抜けるには大変便利な交通手段である。

ちなみにカルカッタの空港はダムダム空港というのだが、ダムダム駅はダムダム空港のそばにはなく(←ややこしい)、 リキシャ、バス、タクシーなどの手段で駅まで行かねばならない。
(このとき、ダムダム空港まで路線を延ばすべく工事を進めていましたが、果たして現在はつながっているんですかね。)

空港構内をぐるりと歩いて外に出ると、バスが入り乱れ、混沌としたインドの町並みが現れた。
「ダムダム駅まで行きたいんだけど~」

地下鉄路線図
【コルカタの地下鉄路線図】
↑クリックで拡大します!
リキシャは断り、バスが来るたびに車掌を捕まえ、ダムダム駅行きのバスを探しだし地下鉄に乗車。
地下鉄に乗ったら快適そのもの。渋滞もなく、静かにスムーズに走っていく列車に驚きを隠せず。
しかも、インドで扉が自動開閉するっていうのが一番の驚きでした。もちろん作っているのはインドではない。

要は列車ではなく、完全な電車なんですね~。

電力事情が悪く、首都でもばんばん停電するインドで、地下で、しかも電車っていうのが少々どきどきものでしたが、
無事、目的の駅(どこで降りたか忘れました)までたどり着きました。

コルカタの路面電車
【コルカタの路面電車】 インドで唯一の路面電車です。
しかし、デリーではあんなにいつも入国が大変なのに、なんてのんびりしてるんだ。
というか、この国はデリーだけどうしていつもあんなにめんどくさいんだ!!
と他の空港を使うたびにしみじみと思います。

(※今はデリーも地下鉄ができたので、タクシーを拾わずに町中に出れます。)