ラダックの旅:天空の湖パンゴンツォ。
天空の湖パンゴンツォ:空の明るい青と紺碧の湖。水は透き通って美しいけど塩湖に魚はいない。
レーを出てから車で5時間。天空の湖パンゴンツォにようやくたどりついた。
5時間でたどり着けるのは湖の先端の先端で、日帰りでパンゴンツォを訪れる多くの人々は、
ここで写真撮影をし、わずかばかりの休憩を取って、再びレーへと戻っていく。
彼らは、背後に並んだ季節限定の食堂テントで食事を取った後、湖畔まで下りて記念撮影開始。
小一時間ほどの休憩の後、急いで引き返したところで、レーに付く頃には日が暮れてしまう。
道路状況もまだまだ良くない中で、なかなかハードな行程だけど、
時間がなかったり、それなりの設備の整った宿への宿泊を望む場合は致し方ない。
パンゴンツォ周辺の宿泊施設は簡易テントや民泊しか選択肢がないのだから。
我々が選んだのは当然湖畔エリアに宿泊コース。そのための高地順応スケジュールも万全である。
そして、夏だけ現れる観光客向けのテントではなく、最奥地のメラク村での民泊を依頼した。
テント食堂
ベニヤとビニールでできた十数軒の食堂がずらりと並ぶ中、 ドライバーの行き着けとみられる1軒のお店に迷わず向かったが、 声をかけても誰もいない。
よく見ると、開いている2~3軒のお店の前にだけ車が停まっていて、 その数件に客が集中してしまい、店の中は大混乱していた。
前日の下ラダックで、昼食に食べたインド人が作ったチベット料理が今一つで、 今回、是非ともチベット人が作った家庭の味のチベット料理が食べたかったのに、 何を頼んでも品切れで、かろうじてあったのが、フライドライスとマギーのみ。
そのフライドライスも我々が最後。その後に来た客はマギー一択である。
さらにこの日はかわいらしい女の子がたった一人で店を切り盛りしており、
一人でさばくには来客数が多過ぎで、各車のドライバーが給仕の手伝いをするほどだった。
9月の中旬のラダックは観光シーズンも終わり。
観光客も減るから観光客を当て込んだサービスも急激に減って来ていたという訳だが、
逆にそれでも結構な人が湖の前に陣取って写真撮影にいそしんでいたので、
7月や8月のベストシーズンに来ちゃったら大変な人だかりだったかもしれません。
そういう意味では9月の中旬は、まだそれほど気温も低くなく、観光インフラもかろうじて残っていて、
観光客もそんなに多くないから、比較的ゆったりと回れるといえます。
映画の撮影ポイントにて
出発前、湖の端から村までは40分くらいと聞いていたのに、ゆうに2時間はかかった気がします。
映画撮影地から近い、スパンミック村には観光客向けのテントが乱立していて、
この辺りまでは車が行き交うからか道路もそれなりに走りやすいのですが、
そこから先は車内で体が上下左右に揺さぶられるようななかなかのダートを行くことに。
そうやって、苦労してたどり着いたメラク村での宿泊はホームステイが基本。
観光客も少なく(日本人ばっか)、非常に静かで、わざわざ行った甲斐があるってもの。
映画のシューティングポイント(撮影地)では見られなくなった真っ白の砂浜をメラク村では確認できたり、
村のゴンパを見せて頂いたり、この旅で最もおいしいダルを食べられたりと、有意義な滞在となりました。
ホームステイ先がアムチ(チベット医)の家だったというのも印象的です。
塩湖の水が蒸発して塩で真っ白になるはずが、観光客が踏み荒らして灰色。メラク村周辺ではまだ結構白い。
パンゴンツォ周辺の写真
映画の撮影地では撮影小道具が人気
そのためここにはヒロインになるための衣装やバイクなどの撮影小道具がずらりと並び、コスプレ記念撮影会場となっている。
映画の歌のシーンで使われた3バカトリオの小道具(ドラム缶とか椅子とか)もありますけども、こっちは不人気。
女性の方がヒロインへの憧れる気持ちが強いのですかね。
湖畔の食堂で食べたご飯とか
標高が高いので芯があるご飯をみじん切りにした野菜と一緒にケチャップで炒めたモノで、 味はそれなりですが、でも麺が・・・。
店に張ってあった許可証はお姉さんの名前だそうで、多分普段はお姉さんと二人で営業しているのに、 たまたま一人の時に周りの店が休業していて大変な思いをしたらしい。ご苦労様。
とにかく湖が綺麗なので。大きめの写真でご覧ください。
インド:ラダック旅行に行きたくなったら・・・物価の目安にどうぞ。
旅行時期:2018年9月
1ルピー=約1.7円
1ルピー=約1.7円
■交通:チャーター車 14,500ルピー/台(チップ400ルピー別)
■成田-デリー航空券 直行便で燃油サーチャージ込み90,000円前後~。
デリー-レー航空券 片道8,000円くらい
ラダック ザンスカール スピティ 北インドのリトル・チベット
ラダックについて最も詳しく書いてあり、なおかつ新しい書籍がこれ。 地球の歩き方の別冊シリーズの一つで、これがあればインドの中のチベット世界へ行くのにかなり役立ちます。 重いのでコピーしたけど。
ただし、旅先はラダックだけではなかったので、地球の歩き方インドとロンプラの該当ページを持参した。
ロンプラは公式サイトからジャンムー&カシミール州のみ購入しました。
使ったwebサイト|JTB海外航空券|エクスペディア|kiwi.com|agoda|Hidden Himalaya|シゲタトラベル|