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インド人の夏休みは5月!寝台列車は超がさがさ騒がしい。

インディアンエアライン インドのカレー
【昔ながらの作り方のラッシー屋】
カルカッタの長距離列車発着駅の一つシアルダー駅の周辺には、壺と綿棒を使ってラッシーを作るお店が数軒ある。
周辺にはミキサーを使っている店もありましたが、断然こっちのやり方の方が人気でした。
空港から地下鉄に乗り、コルカタにいくつかある長距離列車発着駅の一つであるシアルダー駅に向かった。
今晩、シアルダー駅から出発するニュージャルパイグリ行きのダージリンメイルに乗るのだ。
ダージリンメイルという名の通り、この寝台車に乗ると、ニュージャルパイグリを早朝に出発するダージリン行きのトイトレインに接続できるのだが、 今回の旅の計画はコルカタから最も遠い目的地のシッキムに行き、ダージリンは帰りに立ち寄る。
だだっ広いシアルダー駅のホームでぼーっと数時間をやり過ごし、列車が入ってくるのをひたすら待った。

ダージリンメイルの行き先表示
【ダージリンメイルの行き先表示】
日本のターミナル駅では、一つのホームを何本も列車が出たり入ったりするものだが、ここコルカタでは、 近郊列車はともかく長距離列車は行き先別に一日数本。
しかも、ホームの数がやたらに多く、行き先別にきっちり分かれているので、このホームに来てから全く列車の出入りがなかった。
ホームを間違えているのか心配になったが、出発の1時間前には何人かの西洋人バックパッカーがうろうろし始めたので、ほっと胸をなで下ろす。 きっとこれからダージリンに避暑に行くんだなぁ、あの人たち。

インド寝台列車の車内
【寝台列車:2等車内】
数時間後、ホームに滑り込んだダージリンメイルに乗り込むと即座に就寝!まだまだ体が日本時間の私は、あっという間に眠りに落ちた。

ところで、今回の寝台列車は2等のスリーパーでした。
インドの列車は線路の幅が広いため、車体と平行に寝台をとってもまだ通路と垂直に寝台をとる余裕がある。
寝台列車を予約するときは、通路と平行になる2段の寝台をとるのがお薦め。一人旅ならさらに上段がよい。
3段の寝台、特に中、下段になった場合、周りの人の寝起きに影響されて運が悪いとゆっくり眠れないのである。

夜明けの平原
【車窓から見た夜明けの平原】
周りに気を遣ってそーっと起き出す・・・とかしてくれる人に囲まれていたらまだいいが、
夜明け前からがちゃがちゃ起き出して歯を磨いたり、ばたばたと顔を洗いに行ったり、
そしてそのうち、ビブラートを聞かせた声で売り込みをかけるチャイ売りが行き来し、

「チャイくれ!」
と遠くから大声で呼ぶ親父が現れたりする。

棒を運ぶ牛車
【竹?を運ぶ牛車が連なっていた】
おまけにインド人の夏休み時期だったこともあり、インド人によるインド人のための「ダージリン、シッキム避暑ツアー」の集団に囲まれてしまい、朝っぱらから添乗員らしき男性が大声でかけずり回るのである。
そして、はしゃいだ子供がアタックぶちかました風船が私の顔面にバコン!と直撃しても、 痛そうに顔をしかめている私とバチっと目が合っても、向かいの席に座っている両親は何も言わないのである。
(小さい子供だから加減をしらなくて、結構痛い。)

インド人は子供に甘いと聞いていたが、いくら2歳くらいの乳飲み子でも野放しはないだろう。
子供をしかる必要はないが、親が謝れよ。少しくらい。

朝食のパン売り
【ホームで待つ朝食のパン売り】
後で知ったが、インドの中でもベンガル地方の人たちは旅行が好きなんだそうである。
ぐるっと終わって見てみれば、確かにシッキムでも、ダージリンでも、これまでの旅行に比べて観光旅行に来たインド人と話す機会が多かった。

しかし、旅行でテンション高くなるのはよくわかるが、もうちょっとでいいから周りに気を遣ってくれるとありがたい。 インド人の旅行シーズンは実に賑やかしいのであった。
(だからインディアンエアも浮かれたおっさんが多かったのか。)