アイ島 ビーチエントリーでサンゴ礁シュノーケリング三昧!
【アイ島北部海岸(早朝撮影):ここからビーチエントリーでシュノーケリングできる】
朝食とたっぷりのお茶をいただいた後、当然のようにシュノーケリングに出ることにした。
この島を訪れる観光客の目的は間違いなく海で泳ぐこと。
各部屋に鍵付きのデスクが置いてあるのは海に泳ぎたい客に対するサービスのひとつと見られる。
デスクの鍵、部屋の鍵、そしてゲストハウスの入口にもぴっちり鍵を閉めて、裏口から外へ出た。
鍵は泳いでいる最中になくすことのないように、短パンのポケットにしっかりとくくりつけた。
まあ日本の鍵とは違ってドライバーひとつで簡単に壊せそうな鍵なので空き巣が入れば意味ないけど、
ここのオーナー家族が家を空けて外出することはないので、変な人は近寄って来ないだろう。
ちなみにこの後会ったアメリカ人老夫婦はアイ島でカメラを盗まれたそうだ。
彼らは一軒家を丸ごと貸してもらい滞在したという。
そんな狙われやすいところに宿泊しているにもかかわらず貴重品を置いて出かけるのもびっくりだが、
カメラだけでは意味がないと気づいた犯人は、さらにバッテリーチャージャーを取りに来たそうだ。
つまり滞在中、2回も空き巣に入られたことになる。
夫婦共に超おしゃべりで、人を見かけるとベラベラと話しかけるし、荷物をそこいらにほっぽってるし、
盗まれたのはかわいそうだけど自業自得というか、きっと部屋の真ん中にカメラ放置してたんだろなぁ。
数年前、ギリで一軒家を借りた時「絶対に貴重品をおいて出かけるな」って念を押されたことを思い出した。
今回、私は特にトラブルはなかったけど、念のため次回の旅に向けて防水バッグを探しておこう。
人のふり見て我がふり直せっていうかんじ?
アイ島北部海岸の浅瀬。
浅瀬もサンゴが結構いる。
火山が近いバンダと違ってアイ島はサンゴと貝でできた真っ白い砂浜。
おまけに砂浜からほんの15mくらいで珊瑚の姿が現れ始める。
リーフエッジまでは100mもなく、美しいサンゴ礁とひらひらと舞う
熱帯魚の群れに出迎えられる。
今まで見た海とは泳いでいる魚の数が違うし、それにみんなでかい!
ハッタ島で見かけたナポレオンフィッシュにもここでまたお目にかかりました。
体長1.5メートルほどのでかいナポレオンフィッシュが水深1mの水中を
すい~すい~と近づいてきたときには「うお~」と声を上げて追いかけてしまった。
変な話、アイ島って水族館みたいでした。
水族館って小さい水槽にこれでもか!っていうくらい魚がぎゅうぎゅうに詰まっているけど、
普通、海水浴でここまで沢山の魚をいっぺんにみることができません。
でも、アイ島の海は、まるで水槽の中を外から眺めているかのようでしたよ~。
アイ島西部海岸の浅瀬。
ゴツゴツ珊瑚がしばらく続く。
海流が北西から東南方向へ流れているので逆らって泳ぐのが大変。
おまけにリーフが遠いので、体力がないとたどり着けないかもしれません。
漁師さんが北西端から海に入ったのを見て、「流れにのればよいのか!」
と後で気づいた。(前日の下見でそういうとこ見るべきだったのね・・・。)
必死の思いでたどり着いたその先の海はもう絶景としか言いようがなく、
外国人が草むらかき分けてわざわざやってくる理由がよくわかりました。
ビーチからしばらくの間、珊瑚の死骸を見ながら泳ぐことになりますが、
突然、海が吸い込まれそうに深くなります。コワイくらいに真っ青です。
北部海岸に比べて西部海岸の方が大きくて美味しそうな魚の群れがいっぱいで、
「漁師さんがねらいに来てるのはこれか~」と、思わずぽんと膝をうったものだ。
運が良ければカメにも会えるところです。(私は残念ながら会えませんでしたが。)
ただ、本当に海流がキツイので海の変化には充分気を付けないと危ないです。
とにかく北西から東南方向にどんどんどんどん流されるので、もちっと南にダイブポイントがあるのだけれど、
流されたらそれこそパプア島くらいまで流されそうなのがインドネシアの恐ろしいところ。
ホントはもっと泳ぎたかったけども、波酔いとの戦い、海流との戦いに勝つ気がせず、1回で泳いで終了した。
波の穏やかな午前中のうちに西海岸に来てればよかったかも。
いく方は、体力と天候に気を配りながら、気を付けて行ってらっしゃいませ。
アイ島写真館 その3
アイ島北部海岸のシュノーケリング水中写真 [クリックで拡大します]
波も穏やかで子供が遊ぶにも全く問題がないくらい。
そのくせちょっと海に入ったらサンゴも魚もいっぱいいて、 同じ島北部のビーチでもバンダ島のマロレビーチとは比べものにならない。
バンダ島は島のすぐ西に火山があるので、火山岩の真っ黒い砂が混じります。
珊瑚と貝でできた白い砂浜に比べるとどうしても見た目の美しさが劣るのかも。
また明らかに違うのは人口の差で、のんびりとその日に食べる分だけ漁をする アイ島は漁船の数もとっても少ない。 エンジンを積んで走るボートはほとんどなく、多くは手こぎのシーカヤック。
魚の生活を邪魔するものが少ないし、自然を壊す環境もないので、 生態系が壊れずに残っているのかなぁと思った。
北部ビーチの漁師さんは追い込み漁をしている。
端っこにおもりを付けた網を海に放ち、カヤックを使いながら網を広げ、
バシャバシャと舟の奥から泳いで魚を追い込んで網にひっかける。
一人追い込み漁であった。
↑上の写真で泳いでいるような小さい小魚がぴちぴちと引っかかってました。 今晩のおかずかな?
アイ島西部海岸のシュノーケリング水中写真 [クリックで拡大]
リーフエッジ付近でえぐれるように急に海が深くなっていて、 そのまま吸い込まれてしまいそうに真っ青。
そして、その海底からゆっくりゆっくりとでっかい魚があがってきたり、
逆に海の底深くに静かに沈んでいったりするのです。
人間の姿など気にも留めず、優雅に泳ぐ魚が一杯でした。
(撮った写真ではいまいち伝わらないがあれですけども・・・。)
珊瑚やイソギンチャクなどの種類もバンダ島あたりとは全然違って、
群青色の海に生える白っぽいやつがひらひらとしていました。
カメや鮫、エイなどもっと大きな生物がでてきそうでしたが、
残念ながらこの日は出会えませんでした。
でも別の場所で見ることはできましたよ。
バンダ諸島の海はすごいんです。これはマジだな~。
西部ビーチの漁師は丸木船ひとつで沖に出る。
それも漁に出るのが夕方で、朝までずっと帰ってこなかったりする。
沖には屋根付きの小さな小屋のような筏が浮かんでいて、 夜にはそのランプを灯し、一晩中漁をして帰ってくる。
明け方近くに海岸で奥さんと子供が待っている姿を見ることも。
さすが漁師の息子!一人遊びも勿論海で!
泊まった宿のお姉さんの息子さん。舟の動力は自分の足ですね。
さすがは海の子って感じです。 親や周りの人を見て憧れるのかなぁ。
日本じゃ風呂でしそうな遊びですけど、島はマンディだし。
今日はマジメに芋の収穫中。案内をしてくれた兄ちゃんにまた会う。
右はバンダ島で買ったダリ・シンコン。
ダリは~から、シンコンはキャッサバという意味。
兄ちゃんの芋も同じかなぁ?とも思ったりする。
アイ島はバンダ島と違って真水がでません。
マンディの水は雨水を貯めて大事に使います。
真水の出ない島でも採れる芋ってことですね。
インドネシア バンダ島に行きたくなったら・・・物価の目安にどうぞ。
100インドネシアルピア=約1円
■成田-ジャカルタ航空券 直行便で58,000円~。(参考:海外格安航空券の検索・予約 YAZIKITA)
ジャカルタ-アンボン航空券 片道9,000円~30,000円(予約クラスによる。)
アンボンは国際空港なのに外国からの直行便がないと現地人が嘆いていました。
2011年1月現在、駐機場を一生懸命増やしているので将来的にシンガポールあたりから来るかも?
ジャカルタ、マカッサルなどを経由してアンボンまで来ることになります。
ガルーダインドネシア航空の他、ライオンエアなどの格安航空会社の便もあるが時間が悪いです。
私はエイビーロードで金額をざっくり把握、アタリをを付け、個別の代理店に問い合わせます。