さらばバンダ島!マルク州の州都 アンボンへ
【NBA航空機上からアイ島とルン島を発見!】
航空会社のスケジュール変更が一体何だったのか、未だ持ってよくわからないところがある。
バンダネイラの空港には20人以上の人が集まっていた。
実はこの日、アンボン行き以外にももう一機フライトがあり、そちらの方が利用客が多かったくらい。
旅行者が利用しない近隣の島へのフライトは他にもあるみたい。
NBA航空は島の住民にとって大事な交通手段なんだなぁと改めて思う。
値段はペルニ船の1等船室なみだが、アンボンまで1時間で飛べるのはやっぱりでかい。
バンダ島を離陸する時間は遅れたものの、フライトは順調そのもの。
傷だらけのガラス越しにバンダ島、バンダベサール島、アイ島、ルン島と島々を順番に見下ろし、
思い出にふけりながら、1時間後、アンボンに無事着陸した。
NBA航空の機体
ジャカルタなど都市からのフライトがないので案内カウンターにも人がいない。
同乗したアメリカ人夫妻によると、ガイドブックには案内がないのだが、
アンボンの空港からもダムリ社のエアポートバスが走っているらしい。
ただし、1日3本のみ。当然客の少ないこの時間帯にはあるはずもなく、
飛行機で乗り合わせた5人でタクシーをシェアしようと思っていた。
「おーーい!」
到着ロビーの遙か向こうから手を振りながら走ってくる男がいる。
ヤネスだ・・・。くそ。バッくれようと思ったのに見つかった!
アンボン南部のコタ海岸。
「ヤネスが空港に迎えに行くってゆってたよ」と言われていたので、
到着ロビーに姿が見えなかった時にはちょっとホッとしたものだ。
だって、またセラム島がどうの言われてもめんどくさいんだもん。
結局、「わざわざ待ってたのに・・・」と落胆するヤネスに勝てず、別のタクシーを1台手配することになってしまった。
ちなみに空港からアンボンの町までのタクシーは1台150000ルピア。
5人でシェアしたら一人30000ルピアで済んだ。
アンボンのベモの内部。
空港の敷地の外にでれば本数は少ないもののベモが走っているので、
荷物がそれほど多くなければベモを使う手もある。
アンボン島のベモは行き先表示も料金設定も明確でとても使いやすい。
行き先ごとに料金がきちんと決まっていて、運転手は決して料金をぼらない。
行きと帰りで料金が違ったり、料金交渉をしたりといったストレスが全くない。
その上、町周辺を走るベモは本数も多く、手軽に利用できるのが嬉しい。
しかしほとんどのベモは乗客で満員になってから出発するため、途中乗車が難しい。
特にアンボン発の長距離路線は途中で捕まえるのは難しく、空席がない限りは素通りされてしまう。
空港からアンボンまでの道中は復路になるので捕まえられないこともないと思うのだが、
本数も限られているため、タクシーを使うのがまあ楽ではあると思う。
アンボンから北東部のリアン海岸までのベモが5000ルピアだったので、空港周辺の町も同じくらいでしょう。
ちなみにヤネスだが、この男職業はガイドである。
アンボンにやってくる観光客の多くは、お隣のセラム島への昆虫採集が目的らしい。
アンボン到着日に「珍しくてきれいな蝶をコレクションしてるんだ。興味あるか?」と聞かれ、
適当に相づちをうったのがそもそもの始まりだった。
結局、ベモが観光客ズレしてないのも、町の規模が大きくて人々の懐がそれなりに潤っていることもあるが、
それ以前に観光客の数が際だって少ないことも多いに影響している。
ヤネスに至っては「来月は日本からまた昆虫採集に来るよ。今はヒマだから案内してやる。」と言うのだが、
つまり"来月まで彼には仕事がない"ということで、すっかりターゲットにされてしまった。
何かを強要されたわけでもないのだが、彼からアンボンの情報を引き出せるだけ引き出した手前、
なんとなく申し訳ないような気持ちがあとを引いた。だって車のチャーターも蝶の標本もいらないもん。あたし。
マルクの守り神だという木彫りの人形を「土産にどうだ」と言われた時には標本よりも力が抜けた。
でかすぎるだろ・・・。(おまけに無骨すぎて、不気味。)
バリみたいに観光客慣れしてないだけに、観光客が喜ぶ物がわからないのですね。
今まで昆虫マニアしか相手にして来なかったからだろうなぁ。マニアには嬉しい島みたいですけどね。
インドネシア マルク諸島旅行に行きたくなったら・・・物価の目安にどうぞ。
100インドネシアルピア=約1円
■宿泊:Taman Lunterse Boer 300,000ルピア(エアコン付 1室)
■成田-ジャカルタ航空券 直行便で58,000円~。(参考:海外格安航空券の検索・予約 YAZIKITA)
ジャカルタ-アンボン航空券 片道9,000円~30,000円(予約クラスによる。)
アンボン-バンダ航空券 片道 250,000ルピア+諸税70,000ルピア=282,000ルピア
アンボンは国際空港なのに外国からの直行便がないと現地人が嘆いていました。
2011年1月現在、駐機場を一生懸命増やしているので将来的にシンガポールあたりから来るかも?
ジャカルタ、マカッサルなどを経由してアンボンまで来ることになります。
ガルーダインドネシア航空の他、ライオンエアなどの格安航空会社の便もあるが時間が悪いです。
私はエイビーロードで金額をざっくり把握、アタリをを付け、個別の代理店に問い合わせます。