インドネシア NBA航空(アンボン-バンダ島)手配の顛末(3)
【NBA航空のバンダ島オフィス:閉店時間なので扉が閉まっている】
アイ島からバンダ島に帰ると、いの一番に言われたのがこの台詞。
島の人と話すと必ず「どこから来た」の次に必ず出てくる話題が「どうやってここまで来たの?」で、
「飛行機。でも帰りは船かも。」「今、飛行機運休だからね~。」と誰もが同じ台詞を口にした。
島の人たちにとって他島との交通手段が断たれることは生活に大きく影響する。
観光業に携わっている人にとっては観光客の出入りがなくなることになるし、
そうでなくとも他島からの郵便や荷物のやりとりがストップすれば島民の生活も徐々に困窮する。
おまけにこの島に就航する飛行機は去年までガルーダの次に大きなメルパチ航空(の子会社)だったのに、
去年、メルパチが撤退して代わりにNBA航空が引き受けたといういきさつがある。
今回のNBA運休で「まさかNBAまで飛ばなくなるの?」っていう懸念が少しはあったかもしれない。
(日本ほどあくせく移動する国民性はないので、この発想も日本人的。私の思いこみかもですが。)
しかし、アイ島から戻ったら「運行再開」って拍子抜けにも程がある。
年末にアンボンを発つ時にはいつ再会されるか目処はたたないって感じだったのに。
ジャカルタの代理店のおねーさんの脅し文句も思い出され、やっぱり日本とは違う外国だなぁと思った。
(脅し文句はこのページ参照 → インドネシア NBA航空(アンボン-バンダ島)手配の顛末(1))
「好きな方選べるって言われても・・・。もうチケット代払っちゃってるんだよね。」
私の台詞に「え?」と目を見開いて驚くウチュ。っていうか、それヤネスから聞いてないのかよ・・・。
なんでも現金商売のバンダ島。おまけに交通事情が不安定なのは当たり前なのだから、
乗る前に電話や直接事務所で席を予約して、お金を払うのが基本なのだろう。
何ヶ月も前から予約して席を確保するとか価格競争で格安航空券があるとか、そんなのあり得ない。
だから、こんな状況滅多にないことだ。
「あのね。私は旅行代理店に航空券の予約を頼んだの。だから旅行代理店にお金を払った。
航空券はアンボンで渡すと言われてたんだけど、飛行機が飛ばなくなって発行してもらえなかった。」
「じゃあ、お金は旅行代理店から航空会社に払われてるってこと?」
「わかんない。お金のやりとりがどこでどうなっているのかまでは聞いてない。
ともかく事情はヤネスがよく知ってるからヤネスに電話してもらえないかな?」
どうもヤネスは「飛行機が飛ばなかったら船の手配を手伝ってやって!」としかウチュに伝えていなかったらしい。
船のチケットなど私が直接事務所に買いに行けばすむことだ。そんなことより言っておくべきことが他にあるだろう。
すぐに電話をかけたもののヤネスは全く応答なし!どうも携帯の電源が切れているらしい。
コールしては切り、切ってはかけ直し、SIMカードを交換してみたり、終いには電話を振っていた。
「昨日ウチの電話にヤネスからかかってきたんだよ。奥さんが出たんだけど用件は言わなかったって。」
どこまでも気が利かない男である。
旅行代理店からもらった代理店のマカッサル本社の担当の携帯にかけてみたが、そっちも全く通じない。
まったく、緊急連絡先になりもしない。
「仕方ない。NBA航空に言って事情を聞いてくる。」
「私も一緒に行く!」
とにかく今の状況を確認しないことにはらちがあかない。
まあ、最悪の場合、日本の常識を持ち込んで旅行代理店から手数料ごと返金して貰うところだが、
それはチケットが発行されなかったらっていうことで。
そしたら船でアンボンまでもどろ~っと。
(長くなるので、この話は次のページにつづく)
インドネシア バンダ島に行きたくなったら・・・物価の目安にどうぞ。
100インドネシアルピア=約1円
■成田-ジャカルタ航空券 直行便で58,000円~。(参考:海外格安航空券の検索・予約 YAZIKITA)
ジャカルタ-アンボン航空券 片道9,000円~30,000円(予約クラスによる。)
アンボン-バンダ航空券 片道 250,000ルピア+諸税70,000ルピア=282,000ルピア
アンボンは国際空港なのに外国からの直行便がないと現地人が嘆いていました。
2011年1月現在、駐機場を一生懸命増やしているので将来的にシンガポールあたりから来るかも?
ジャカルタ、マカッサルなどを経由してアンボンまで来ることになります。
ガルーダインドネシア航空の他、ライオンエアなどの格安航空会社の便もあるが時間が悪いです。
私はエイビーロードで金額をざっくり把握、アタリをを付け、個別の代理店に問い合わせます。