アジア新聞屋台村 高野秀行
東京の新大久保にあるアジア系新聞社でであったアジア各国人との
交流などをつづったエッセイ。日本国内にもこんなとこがあるのだなぁ。
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この本のレビュー
東京の新大久保といえば昨今では韓流ブームで韓国料理屋、食材店などがひしめく町として有名にはなったが、もともとアジア系の外国人が生活している混沌としたエリアだった。そこに月1回のペースで発行する各国語の新聞があり、その会社を運営しているのが台湾人であるという。
新聞というとお堅いメディアのイメージがある日本人にしてみれば、
こんなゆるい状態で新聞を発行していいのか?とか、自国のメディアから ネタをぱくって発行するなんて大丈夫なのか?とかつっこみどころは満載。
そしてなにより、こんな場所が日本国内にあったのかと驚く。
著者が遭遇したタイ人、インドネシア人、ミャンマー人、韓国人、台湾人などの
日本人とは異なる考え方などを知ることもできて、興味深い。
高野氏は作家としてプロなので文章も読みやすくさらっとよめます。
世界中の辺境を旅し、いろんな国の人と関わってきた著者が書いているので、
出てくるアジア人とのふれあいが自分の経験や知識というフィルタが通っているので、
全く知識も興味もないひとが彼らに接しても気づかないようなことに気づいている感じもする。
なるほどなぁというかんじです。
それなりに楽しく読めました。
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