イギリス式年収200万円でゆたかに暮らす [ 井形慶子 ]
イギリスの暮らしをテーマにした情報誌を作成し、イギリスに通い続けた
著者によるイギリス人の生き方をテーマにしたエッセイ。
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この本のレビュー
雑誌編集者を独立後、出版社をおこし、イギリスの暮らしをテーマにした情報誌を作ってきた著者。通い続けたイギリスについてのエッセイがベストセラーに。
こちらは単行本として出版された著書の文庫版です。
語っていることのテーマとしては、昔、経済評論家の森永拓郎さんが著書で語っていた
年収300万円時代の生き方と通じる者がある。
日本人の場合、老いにあらがったり、自分の地位や立場にしがみついたりしがちだけど、
そういうのをあっさり捨てて、自分なりの生き方を貫き通せるところがかっこいいですね。
我々は過度に心配したり、周りの目を気にして無理をしすぎたり、いろいろ極端なところもあるのかも。
イギリスは日本以上に物価が高いと聞きますが、それでも年収200万円で暮らせるのであれば、
今の日本ではもっと楽な暮らしができることになる。
それでも格差だ、格差だと騒ぐのは、バブル時代を知っている人のような気がしてなりません。
この前も団塊の世代のおじさんが「今の若者は車を買わない。」とか「旅行に行かない。」とか蕩々と語っていましたが、要するに、そういうものに価値を見いだしてないことに他ならないわけです。
団塊の世代でお金を持っている人たちが、じゃんじゃん消費してくださって、
それが若者に回ってくればまた変わるんじゃないですかね~。
でもやっぱり今の段階では200万円で身の丈に合った人生を送る方を選びます。
そういうイギリス式のヒントが隠された本です。
給料が下がったことや税金が上がることに落胆している今の世代の日本人こそ、
頭の切り替えになってよいと思います。
タグ :
イギリス
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