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放っておいても明日は来る 高野秀行


フリーライターの高野秀行氏が上智大学で行った講義を書籍化。
世界中で己の身一つで生きてきた人から聞いた人生いろいろ。



この本のレビュー

アマゾンの奥地やアフリカのジャングルなど人がけして観光旅行では行かない場所へ旅をして、
それらをネタにで執筆活動をされている高野氏。
上智大学で教鞭を執ることになり、講義で何をしようかということを考えたあげくに、
自分の周りの人たちに自らの人生体験を語ってもらうという授業を行った。
そして、その講義が学生から評判を呼び、「就活」のお供?として
なかなかの評判をよんでいる・・・とかなんとか。

彼が意図した訳ではないが、自分や周りの人のコネクションで来てもらった人たちは、
いまの日本人の「普通」とは違った人生を歩んでおり、
かといって、その人たちが普通でないかといえばごく普通の人間だったりする。
でも気がついたらマレーシアでジャングルビジネスをしていたり、
タイでムエタイ選手をしていたり、と、普通でない人生になっていて、
どうしてそんなことになったのか、といういきさつを語っているのだが、
それが結構おもしろく、そして、今の殺伐とした就職難の時代では、
学生は「就職できなかったとしても別に人生終わるわけではない」と
すごく癒されるんだそうだ。

最初に出てくるジャングルビジネスの仁村さんだったっけかな?は
最近、日本でもブータンが脚光を浴びるようになって、ブータンで有名な
日本人っていうくくりでテレビで出てきたのを見たことがあります。

ここ数年の日本ってとかく暗いニュースばかりがはびこっていたので、
就職活動中の学生はいわずもがな、社会に出た人がよんでも充分楽しめる。
そして、私も、最後にかかれた高野さんの言葉をキモに命じた。

「とにかくまずやってみる」っていうことが大事と。
やってみてだめだったらやめればいいだけ。行動を起こすか否かの違い。
そうね。最初から理由つけてあきらめてたら始まらないもんね。と、
バラエティ豊かな講師陣の人生を知った後だけになおさら思うこと請け合いです。

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