毎日アンナプルナの大パノラマ!ジョムソン拠点は大正解!
【宿から見えるアンナプルナ山。午前中は毎日雲一つなかった。】
窓から漏れる灯りを頼りに、手当たり次第に宿に飛び込むと、3件目でようやく空室を見つけた。
部屋は想像以上にきちんとしており、ポカラで泊まった宿よりずっと綺麗だし、設備も整っている。
これまでのバス料金が、麓から山へと標高が上がるに連れ、徐々に料金が高くなっていたので、
相当の物価高を覚悟していたのだが、むしろ安く感じるくらいだ。
早々に宿にチェックインすると、ダルバートで夕食。これがこの日初めてまともに食べる食事となった。
そして、翌朝のことである。窓にかかったカーテンの隙間から飛び込んできた景色にびっくり仰天。
目の前に雪をかぶった名峰アンナプルナがでーんと鎮座ましましていた。
「うわーー、すげーーー!!」
移動で疲労困憊していたのはどこへやら。思わずテラスの外に走り出た。
昨晩はジョムソンに入るかなり前に日が暮れてしまったため、バスの中から確認できたのは、
ヘッドライトの向こうにかすかに見える砂利道だけで、こんな場所に来ていたとは全く気づかなかった。
外国人がわざわざこんな山奥にトレッキングしにくるのはこういうのを見るためか。
とるもとりあえず飛び込んだ宿だったが、その大パノラマを窓から、外のテラスから堪能できる最も良い部屋で、
その後、この宿を起点に周辺の村を散策することになった。
空港の前の宿街。
村の中心部はさらに奥。
この旅の計画過程で、この経路にバスが走っている情報はなかったため、
街道の途中の村で乗り合いジープを捕まえるのは難しかろうと判断した。
乗り合いジープを始発の村で捕まえ、トゥクチェ、マルファあたりで宿泊し、
そこからジョムソンまではザックを背負って歩くことを覚悟したのである。
しかし乗り合いジープがバスになり、トゥクチェで途中下車のつもりが
降りることができず、成り行きで終点のジョムソンまで来てしまった。
でも実は、これが最もよい結果をもたらした。
日本から持ち込んだお菓子。
空気が薄くてもふくらまないのも。
街道沿いから離れており、日が暮れてからの宿探しは困難である。
勿論、街道沿いにも宿はあるのだが、圧倒的に雰囲気がいいのは村の中。
もしバスを途中下車していたら明かりを頼りに適当な宿に飛び込んでしまい、
あとで絶対に後悔していたハズだ。
また、トゥクチェからマルファ、マルファからジョムソンはそれぞれ徒歩で
1時間半程度の距離だけど、緩やかな上り坂が続くのに加え、
山から吹き荒れる風の強烈さはすさまじい。
体力作りをしていない素人が大きな荷物を背負って歩いたら、景色を楽しむ余裕はなかっただろう。
ジョムソンに泊まった3泊は、天気にも恵まれ、バスやジープをうまく使いながら周辺の村々を歩いて回った。
場所によっては道なき道なので多少ドキドキするが、日があるうちは人に会うのでなんとかなるし、
ガイドやポーターを雇わなくてもトレッキングは可能だと思う。
ただし、一人っきりで歩くのはよっぽど慣れた人以外はおすすめしません。
マルファ、トゥクチェやカグベニ、ムクティナートなどの散策の様子やTIMSチェックの情報などは
また次のページから順を追って報告します。
ジョムソンで泊まった宿
アルカ・マルコポーロ Rs.800
ジョムソンバス乗り場前。空港も目の前
ジョムソンの空港地区のバス乗り場のすぐ隣にある宿。空港入り口も徒歩1分。
とっぷり日が暮れてからジョムソンにつき、とるもとりあえず開いている宿に飛び込んだのだが、翌朝部屋から窓の外を見てびっくりした。アンナプルナがどーんと窓の外にそびえ立っていた。
オーナーも世話好きでジョムソン周辺の情報をいろいろ教えてくれるので、おかげでムクティナートやカグベニにジープで行けたし、奥さんは料理上手だったので、レストランのご飯もおいしかった。
毛布などもきちんと備わっていたので寝袋も不要。快適な滞在でした。
(部屋の写真はうまくとれなかったけど、ベッド二つのツインです。)
オーナーも世話好きでジョムソン周辺の情報をいろいろ教えてくれるので、おかげでムクティナートやカグベニにジープで行けたし、奥さんは料理上手だったので、レストランのご飯もおいしかった。
毛布などもきちんと備わっていたので寝袋も不要。快適な滞在でした。
(部屋の写真はうまくとれなかったけど、ベッド二つのツインです。)
▼ ネパールに行きたくなったら・・・物価の目安にどうぞ。
旅行時期:2013年4月~5月
1Rs.=約1.2円
1Rs.=約1.2円
■交通:タクシー レイクサイド-バスターミナル200ルピー、バス ポカラ-ベニ 220ルピー、
バス ベニ-ガーサ 390ルピー、ガーサ-トゥクチェ 550ルピー(標高と共にバス代も上がる)
■その他:水 1L 20ルピー(ポカラ)、スナック菓子 10ルピー、ドーナツ 20ルピー
■羽田-カトマンズ航空券 経由便のみ。燃油サーチャージ込みで100,000円前後~。(参考:海外格安航空券の検索・予約 YAZIKITA)
カトマンズ行きは以前は日本からの直行便がありましたが、現在はなし。ソウル、バンコク、マレーシア、シンガポール、デリーなどを経由して行くことになります。経由地や乗り継ぎ時間、お好みでどうぞ。
安さだけを求めると乗り継ぎ時間が長かったりするので、いっそのこと経由地でトランジットやストップオーバーして、 経由地も楽しむ方法もあります。バンコク、シンガポールは空港から町まで列車ですぐですよ。
私はエイビーロードで金額をざっくり把握、アタリをを付け、個別の代理店に問い合わせます。
旅程を立てるために参考にした本
地球の歩き方編集室 編 ダイヤモンド社 2011-07-09
出版されたのが2年前ということは取材はさらに1年くらい前ということで、地域によっては参考程度にしかならなかったが、 宿探しの時間節約などには活用できた。TIMSなどの許可証情報は旅行代理店のHPが一番役に立った。
アンナプルナの各村の説明などはほぼないので、チベット―中国・ネパール・インド・ブータン (旅行人ノート)の該当ページをコピーして持っていった。
カトマンズ周辺の世界遺産などにしか行かない場合はそれなりに使えるとは思う。
出版されたのが2年前ということは取材はさらに1年くらい前ということで、地域によっては参考程度にしかならなかったが、 宿探しの時間節約などには活用できた。TIMSなどの許可証情報は旅行代理店のHPが一番役に立った。
アンナプルナの各村の説明などはほぼないので、チベット―中国・ネパール・インド・ブータン (旅行人ノート)の該当ページをコピーして持っていった。
カトマンズ周辺の世界遺産などにしか行かない場合はそれなりに使えるとは思う。
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