10年ぶりにポカラに一泊。すっかり変わったなぁ。
【ポカラのフェワ湖の近くの木に大量にとまる水鳥。ここまで集まると怖い。】
今回の最終目的地はアンナプルナ方面だったため、少しでも時間を節約したかったのである。
前の便に空席があったことが幸いし、ポカラには15時過ぎに到着。明るいうちに町並みを見て回ることができた。
ポカラというとかつては日本人バックパッカーの沈没地としても有名だった。
ヒンドゥーの聖地であるバラナシあたりから北上し、国境を越えてたどり着くのがポカラである。
騒々しく、ごみごみしたインドとは違い、穏やかに過ごせるため、旅の疲れを取るためにやってくるのである。
大きな湖はあり、ヒマラヤが望め、自然を感じながら過ごすのにうってつけの町だった。
フェワ湖とボート
私が以前この地を訪れた時は、湖の畔にある小さな町でしかなかったが、
道路は拡張され、舗装がすすみ、両側に様々な商店がずらりと並んでいた。
せいぜい2階建てだった民家は高層化。ゲストハウスも大増殖。
今が繁忙期ではないのは確かだが、どう考えても供給過剰である。
すっかり変わってしまったなぁ。
雨に降られて水たまりをよけながら歩いたり、カシミールのカーペット屋の客引きがうるさかったことしか記憶にないが、 そんな経験ももうしそうにない。
シバ寺院のリンガ
ひらひらっと裾にレースが入ったロングスカートやショートパンツをはいているのは中国人や韓国人女性。 旅行中でもそれなりに流行の服を着ている。
もうバックパッカーか山好きしか来なかった町ではなくなった感じだ。
さらに東アジアからやってくる旅行者のマジョリティは中国人のようで、
中国語の看板も増え、中華料理屋、中国人宿が至るところにあったし、
目鼻立ちが似ているだけに、中国語で話しかけられることが多かった。
思うにこの10年で、世界一、二位の人口を抱える中国、インドが発展したことで、 その両大国からネパールを訪れる旅行者が急激に増えたのだろう。
そしてそれを当て込んだ投資資金もふんだんに入ってきたと思われる。
そんな旅行者が望むのはネパールの大自然を楽しむアクティビティである。
トレッキングや登山は無論のこと、カヤックでの川下りにマウンテンフライトにパラセイリング。
お金も体力も使う気がなければ、サイクリングなんて手もある。
カトマンズは旅行者にとって古い町や文化を眺める拠点みたいなものだが、
ポカラはヒマラヤの大自然を楽しむための拠点になっているようだ。
でもそういった急激な発展にインフラは追いついておらず、電圧は不安定で停電もしょっちゅう。
湖からは無数の配管がのび、ポンプで水をくみ上げていたりする。
さらに湖畔といえば避暑地をイメージしてしまうのは日本人的か?でもポカラは暑いのだ。
ポカラにはアンナプルナに行くための拠点として立ち寄っただけなのだが、もうくることはないかも。
いろんな料理が食べられて、何でも買えて、便利になって、旅行者はたくさん集まる町になった。
(停電や断水は、ポカラに限らず、ネパールはどこの町でも同じです。)
しいて何が悪いというわけでもないのだが、リラックスできる町ではなくなったかな。そんなかんじ。
ポカラ 写真館
トレッキング用品をレンタルする
ポカラからジョムソンへの飛行機が取れなかったため、陸路でジョムソンに向かうことにした。
乗り継ぎが良ければ一日でジョムソンに着くらしいが、途中で宿泊する可能性もなきにしもあらず。
そして、山の中のロッジでは寝袋持参が望ましいとのことだったので、ポカラでレンタルした。
レンタル代は一日60ルピー。他にデポジットが2000ルピーでした。
結局、一日でジョムソンに着いたし、宿に毛布などが整っていたので使わなかったけど、 もし急に気温が低くなったりしたら毛布では寒いかもしれないので、保険と思って借りるのも手。
レンタル代は一日60ルピー。他にデポジットが2000ルピーでした。
結局、一日でジョムソンに着いたし、宿に毛布などが整っていたので使わなかったけど、 もし急に気温が低くなったりしたら毛布では寒いかもしれないので、保険と思って借りるのも手。
ポカラで食べたものいろいろ
ポカラでは初日と言うこともあり、観光客向けのタカリ族料理を出すレストランに行った。
カンチャンパはそば粉を練ってカリカリに揚げたもの。お菓子みたいでおいしいです。
料理はカレー単品で。じゃがいもとささげのカレーにチキンカレー。 観光客向けレストランではやたらにダルバートを薦められますが、「おかわり自由だよ」と言われるけど、おかわりいらないので。単品だと最初から少し多めの量です。
カンチャンパはそば粉を練ってカリカリに揚げたもの。お菓子みたいでおいしいです。
料理はカレー単品で。じゃがいもとささげのカレーにチキンカレー。 観光客向けレストランではやたらにダルバートを薦められますが、「おかわり自由だよ」と言われるけど、おかわりいらないので。単品だと最初から少し多めの量です。
▼ ネパールに行きたくなったら・・・物価の目安にどうぞ。
旅行時期:2013年4月~5月
1Rs.=約1.2円
1Rs.=約1.2円
■交通:飛行機 カトマンズ-ポカラ 102US$、タクシー 空港-レイクサイド 200~300ルピー
■食事:チキンカレー、じゃがいも豆カレー、カンチャンパ、ご飯、ビール 705ルピー
■その他:水 1.9L 40ルピー、国内線空港使用料 200ルピー
■宿:シャンティーゲストハウス ツイン バストイレ付き 700ルピー
■羽田-カトマンズ航空券 経由便のみ。燃油サーチャージ込みで100,000円前後~。(参考:海外格安航空券の検索・予約 YAZIKITA)
カトマンズ行きは以前は日本からの直行便がありましたが、現在はなし。ソウル、バンコク、マレーシア、シンガポール、デリーなどを経由して行くことになります。経由地や乗り継ぎ時間、お好みでどうぞ。
安さだけを求めると乗り継ぎ時間が長かったりするので、いっそのこと経由地でトランジットやストップオーバーして、 経由地も楽しむ方法もあります。バンコク、シンガポールは空港から町まで列車ですぐですよ。
私はエイビーロードで金額をざっくり把握、アタリをを付け、個別の代理店に問い合わせます。
旅程を立てるために参考にした本
地球の歩き方編集室 編 ダイヤモンド社 2011-07-09
出版されたのが2年前ということは取材はさらに1年くらい前ということで、地域によっては参考程度にしかならなかったが、 宿探しの時間節約などには活用できた。TIMSなどの許可証情報は旅行代理店のHPが一番役に立った。
アンナプルナの各村の説明などはほぼないので、チベット―中国・ネパール・インド・ブータン (旅行人ノート)の該当ページをコピーして持っていった。
カトマンズ周辺の世界遺産などにしか行かない場合はそれなりに使えるとは思う。
出版されたのが2年前ということは取材はさらに1年くらい前ということで、地域によっては参考程度にしかならなかったが、 宿探しの時間節約などには活用できた。TIMSなどの許可証情報は旅行代理店のHPが一番役に立った。
アンナプルナの各村の説明などはほぼないので、チベット―中国・ネパール・インド・ブータン (旅行人ノート)の該当ページをコピーして持っていった。
カトマンズ周辺の世界遺産などにしか行かない場合はそれなりに使えるとは思う。
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