ジョムソンで航空券を購入してひとっ飛び。さらばアンナプルナ。
【タラ航空の搭乗券。航空券はなしでいきなりこれを渡される。】
バスに長時間揺られて死ぬ思いで山を上ったので、帰りは絶対楽したい。
「何が何でもジープに乗る!」と切符売り場をのぞいたら「ベニまではジープはない。」とどきっぱり。
うーむ。バスになるならせめて途中下車して、温泉でも浸かってから帰りたい。
ところが駄目元で飛び込んだ航空会社のオフィスであっさり席が取れてしまった。
アンナプルナを訪れる旅行者の大半は、ポカラからジョムソンの往路で空路を使う。
飛行機で一気に上がれば、トレッキングしながら山を下れるからである。
正直、バスは相当辛かった。キレる寸前で耐え忍んだ。
ここは飛行機でしょう。時間と快適さをお金で買うのに一ミリの迷いもなかった。
しかし、「ポカラからジョムソン。空路で行くか、陸路で行くか。」でも書いたとおり、帰国1週間であの事故である。
いろいろ考えてしまいますね。
タラ航空に歩いて搭乗する。
搭乗券は予約・購入と同時に渡されたので、ここでは空港使用料の支払いと荷物を預けるだけ。 そして、念入りなボディチェックを受けて待合い室に進む。
ポカラとジョムソンを結ぶ飛行機はタラ航空とネパール航空の2社で、
20人乗りくらいの小さなプロペラ機が、早朝から何度もこの区間を往復する。
ちょっと天気が崩れると飛行機を飛ばせなくなるため、駐機時間は"超"短く、
ポカラからの乗客が降りると直ちに搭乗を促される。
駐機時間はバスも顔負けの短さで、10分そこそこである。
上空から見たマルファ村
まるでバスのような、いやそれ以上にてきぱきとした無駄のない動き。
ある意味、最近はやりのLCCなどこのくらいできないと儲けがでなそうです。
ポカラの空港に到着したのは離陸してから20分後。
眼下にはバスでたどってきた村々を眺めながらの心地よいフライトだった。
(写真は≫ネパール国内線の薦め。山も眼下の村も美しや。)
ところで、ジョムソンを7時前に飛び立ったのだから、ポカラ着も早朝である。
空港からそのままバスターミナルに向かって、別の町に移動したいところだが、
ポカラで寝袋を借りていたので、すぐに離れることはできなかった。
寝袋をレンタルしたお店。
早朝から移動したり、遊びに出かける旅行者目当てに開いてる店も
あるにはあったが、大半の店がぴしゃっとシャッターを閉めたまま。
私が借りたお店もやっぱり閉まっている方。開店まで待つしかない。
朝食がてらに食堂に飛び込み1時間ほど時間をつぶして再び店を訪れたが、まだシャッターが降りたまま。
周りのお店は開き始めているのに、どうものんびりした店主のお店で借りてしまったようである。
これ以上、お茶を飲みたくないし、ザックを背負って散策する気もない。
店の前で途方に暮れているのに気づいた隣店の主人が電話で呼び出してくれ、10時すぎには返却完了。
これでもうポカラに用事はなくなった。
結果的に泊まった宿の設備が良かったので寝袋は必要なかったけど、
気候も設備も行ってみるまでわからないことだし、レンタル料は安心料と思えば惜しくはない。
ただ、店の開店時間までは考えてなかったなぁ。開店時間が早いお店を狙うとさらに無駄がなかったかも。
▼ ネパールに行きたくなったら・・・物価の目安にどうぞ。
旅行時期:2013年4月~5月
1Rs.=約1.2円
1Rs.=約1.2円
■交通:飛行機 ジョムソン-ポカラ 95USドル
■その他:国内線空港使用料 200ルピー、寝袋レンタル 60ルピー/日
■宿泊:アルカ・マルコポーロ Rs.800
■羽田-カトマンズ航空券 経由便のみ。燃油サーチャージ込みで100,000円前後~。(参考:海外格安航空券の検索・予約 YAZIKITA)
カトマンズ行きは以前は日本からの直行便がありましたが、現在はなし。ソウル、バンコク、マレーシア、シンガポール、デリーなどを経由して行くことになります。経由地や乗り継ぎ時間、お好みでどうぞ。
安さだけを求めると乗り継ぎ時間が長かったりするので、いっそのこと経由地でトランジットやストップオーバーして、 経由地も楽しむ方法もあります。バンコク、シンガポールは空港から町まで列車ですぐですよ。
私はエイビーロードで金額をざっくり把握、アタリをを付け、個別の代理店に問い合わせます。
旅程を立てるために参考にした本
地球の歩き方編集室 編 ダイヤモンド社 2011-07-09
出版されたのが2年前ということは取材はさらに1年くらい前ということで、地域によっては参考程度にしかならなかったが、 宿探しの時間節約などには活用できた。TIMSなどの許可証情報は旅行代理店のHPが一番役に立った。
アンナプルナの各村の説明などはほぼないので、チベット―中国・ネパール・インド・ブータン (旅行人ノート)の該当ページをコピーして持っていった。
歩き方はカトマンズ周辺の世界遺産などにしか行かない場合はそれなりに使えるとは思う。
出版されたのが2年前ということは取材はさらに1年くらい前ということで、地域によっては参考程度にしかならなかったが、 宿探しの時間節約などには活用できた。TIMSなどの許可証情報は旅行代理店のHPが一番役に立った。
アンナプルナの各村の説明などはほぼないので、チベット―中国・ネパール・インド・ブータン (旅行人ノート)の該当ページをコピーして持っていった。
歩き方はカトマンズ周辺の世界遺産などにしか行かない場合はそれなりに使えるとは思う。
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