秘密のミャンマー　椎名誠

ミャンマーを楽しく旅行したわくわく感が伝わる旅行記。
楽しそうだというのは伝わるがミャンマーのことはよく知らなそうな印象が残る。

この本のレビュー

ミャンマーを愉快な仲間と巡った旅行記！という印象。
軽快な口語文章なんだけど、文のつながりがとっても綺麗でさすがはプロだと思った。
ただ、ミャンマーを楽しく旅行をしただけの旅行記で、楽しそうだな～っていうのが伝わるだけで、
ミャンマーのことをよく知らずに書いているのでは？という読後感が残った。
時々、「うーん、それはちょっと違うような・・・」と椎名さんの意見に疑問を持つことが多々あり、
はっきりいえば、なんか適当すぎないか？？？っていう。（まあ、インドの時も同じこと思ったけど。）
でも専門家が書く物でもないし、わざとそうしているともとれるので、
椎名節が大好きな人が、ミャンマーに興味を持つきっかけに読むのはよい本かも。

僧院で野球はしちゃったりして、友達とわやわや旅行するのも楽しそうだなと思った。
ふつーしないわな～。

椎名一行の海外行脚本はメキシコ、インド、そしてミャンマーと読みましたが、
個人的に一番メキシコが面白く感じました。
それはたぶん、一番メキシコのことを知らなかったからだと思います。
どっちも古すぎて旅行情報にはなりませが、楽しく読み終えますよ。
知らない世界を楽しく軽快な文章でずんずん読み込ませてくれるプロの旅行記ってことですね。