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何でも見てやろう [ 小田実 ]

若さと知性と勇気にみちた体当り世界紀行。日本円がまだまだ弱い時代に留学から始まり、
カツカツの資金で世界中をまさに「貧乏旅行」しながら見て回った旅行記。
見たまま感じたままを文章に綴った感じで、若い頃にこういうことしたかったなぁと感心した。



この本のレビュー

日本円がまだ弱かった1ドル何百円の時代に、世界をこの目で見てみたいという欲求の赴くままに
日本の作家が海外留学の切符を手にし、その後、世界中をぐるりと旅して回った旅行記。
よくいまの日本人がアルバイトで貯めたお金で新興国を旅し、「貧乏旅行」していたというが、
それは貧乏旅行ではなく、現地の人にとっては大名旅行に近い場合もあったりして、
その言葉遣いに違和感を憶えていたが、この著者の場合はまさに貧乏旅行である。

特に日本に帰ってくるまでのくだりでヨーロッパからエジプトあたりに渡るところだったかな。
2~3ヶ月もおふろに入れない生活をしていたりしたようで、いまのへたれな我々では
太刀打ちできないなと感服する思いで読んでいた。

時代が古いのでいまの本では差別用語として使われないような言葉も使われています。
ただ、読みながら、明らかに差別の意図がなく使っている言葉なので、
こういうのが自粛というか規制されていっているのがいまの世の中なのだなぁと思ったり。

物語性を持たせたり、感情をあらわにしたりというわけではなくただ淡々とみたこと感じたことを
綴っているだけなのですが、その方が伝わってきました。
自分のお金で好きに外国旅行ができるいまの我々は恵まれていますね。

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