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ホーム > 紀行文・旅行記 > だいたい四国八十八ケ所 [ 宮田珠己 ]

だいたい四国八十八ケ所 [ 宮田珠己 ]

エッセイスト宮田珠己氏の緩い感じの四国お遍路体験エッセイ。
お遍路というのがどういう物か知らなかったので、なるほどという感じで読んだ。


この本のレビュー

旅のエッセイストの宮田珠己氏が四国にお遍路で回った体験を綴ったエッセイ。
私は四国のお遍路というものが一体どういう目的でやるのかとか
いまいちぴんときてなかったので、こういう物だったのかと感心しながら?読んだ。
毎日歩いて、宿に泊まって、翌朝からまた歩いて・・・ということを繰り返すのだから、
そして、どうも風光明媚な場所ばかりを歩くわけではないらしく、修行だから
景色を楽しみに行くわけではないんだろうけど、そういうものなのかと。
知らなかった世界だったので、ちょっと感心しながら読んだ。

といっても宮田氏のキャラを知ってるからいいけど、ほんとにきまじめに修行として
お遍路を考えている人がこの本を読んだらどう感じるのか。
全ての行程をずーっと連続して歩いているわけではなく、むしろ私が鉄道の旅手帳に
乗った路線をずーーとマークしているかのような感覚で、細切れに歩いているし、
それも夏に海で泳ぎたかったり、川下りをしたいという理由で順番を変えていたりするので、
普通になにやら修行として行く人の参考にはならないかもしれない。

政治家がお遍路に行くとわざわざカメラが追いかけて、しかも地元の人が接待していて、
「修行なら、誰にも言わずに勝手にイケや!」とか思っていましたが、
地元の人がお遍路の人に親切なのは、有名人だけではないことも初めて知りました。

そして、お遍路と言っても歩くだけではなく、車使ったり、いろいろあるのだなぁ。

そういえばうちの親戚の住む田舎でも観音様巡りとかありましたけど、
四国のように有名ではないので、そこまで人は訪れてない感じ。
(それでも地元の人たちが張り切って観光客を接待すると言っていた。)

こういう日本の文化に関心が行く年頃なのかもしれません。
私は作者より年下なので、作者が最初に書いているときはぴんとこないんですが、
同じくらいの年になってから、文章を読むと、書いてあることが理解できます。
最近、宮田氏が外国ではなく、日本を良く回るようになったのもわかるし。

私の場合はもう外国で外国人と英語で会話とかが面倒くさくてしょうがないのですが、
(自分の考えている日本語と同じレベルで英語で話せないから)
宮田氏もお遍路であった外国人と話しながら「花粉症」が英語でなんて言うかわからなかったとか、 書いてあって、あー、私は「原発」がわからなかったよと。

原子力はオバマ大統領の会見を見ていて「ヌークリアパワー」とわかったけど、
発電所ってなんだ?って。
結局、ごにょごにょごまかした気がする。

四国へのお遍路は私はいかないと思いますが、旅行ついでに遍路道を歩くのは
悪くはないかなと思いました。

この前も熊野古道の一部を歩いたし。(ほんの一部だけ。)

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